<最終回>ブラックペアン 感想文
- カテゴリ:テレビ
- 2018/06/26 16:45:21
ブラックペアン 第10話(最終回)
TBS 日曜夜9時~
▼飯沼達次
最終回の今回は、渡海が初めて飯沼と対面、外科学会の理事長選、渡海による飯沼の手術、
渡海の父の医療過誤の真実を佐伯が告白、そして佐伯の再手術の模様が描かれました。
渡海が前回行った佐伯の手術では、病巣を全部取りきらず、飯沼の居場所が分かるまで
とりあえず生かしておくことにしたようです。
佐伯は病状を押して、渡海や世良、黒崎らを連れ理事長選に向かいますが、
見張っとけって言われた世良が寝ている間に渡海が行方不明。
渡海は東城大に入院したと思われる飯沼の部屋を訪れます。
飯沼と対峙した渡海は、飯沼から佐伯の手術を受けたという証言を聞き、
レントゲンで飯沼の胸にペアンがあることを確認、それを駆けつけた高階に見せて、
佐伯が自分の医療過誤を渡海の父になすりつけたと主張するのですが、
その時飯沼が苦しみだし、佐伯は不在ですし、渡海が手術をすることになってしまいます。
▼初めての失敗
渡海がいなくなったという話を聞いた佐伯は、理事長選そっちのけで病院に帰ります。
佐伯がオペ室に駆けつけた時には、すでに手術は終盤に入っており、
渡海は飯沼の胸の中に残されたペアンを取り出そうとしているところでした。
佐伯はやめろと叫ぶのですが、渡海は耳を貸さずにペアンを取り出しました。
ところがその途端、大出血が起き、飯沼は命の危険にさらされることになってしまいます。
そこで佐伯が手術をしながら説明。
そのペアンはミスで残ってしまったのではなく、ペアンを取ると大出血が起きてしまい、
どうしようもなかったので体内に残し、その後別の手術で渡海の父が執刀した後、
レントゲンでペアンが体内にあることが発覚、渡海の父のミスとされ、その時海外にいて
どうしようもなかった佐伯が帰国した時には、渡海の父はすでに病死していたそうです。
佐伯は炭素でできたブラックペアンで止血し、そのまま胸を閉じました。
炭素製だとレントゲンには写らず、火葬した時も燃えてしまうので残らないそうです。
ただ思ったんですけど、現在体に埋め込むタイプの器具はいろんな種類がありますし、
人工弁などもその1つですが、止血するために体内に残すのに、
ペアンのような複雑な形をしている必要があるのでしょうか。
もっと単純で、あたりさわりのない形のものってないのかなって思ってしまいました。
あのペアンの形だと、強い力が加わるとどこかに刺さったりしそうで怖いです。
あと、結局佐伯がいい人だったというオチは、あまり納得がいかないかなー。
確かにすでに死亡している渡海父の名誉を回復しても、それでスーパードクターである
佐伯が失脚してしまえば、彼の手術を待つ患者には大ダメージの上、
満足するのは渡海の家族だけという、少ないメリットしかありません。
また、悔しさが渡海をスーパードクターにしたのだとしたら、それは功績というべきでしょう。
んー、でもやっぱりちょっと納得いかないかな。
もっと早く渡海に真実を話していれば、よかったんじゃないですかね。
それほど隠し通さなければならないような真実でもないでしょう。
▼しゅじゅちゅ
実は私、今TVerで期間限定で無料配信されている「JIN」の1期を見ているのですが、
それに佐伯を演じている内野が坂本龍馬役で出ていて、手術を「しゅじゅちゅ」と言うので、
佐伯が「手術」と言うたびに、なんか楽しい気分になってしまうという罠に嵌っていますw
真実を知った渡海は脱力、その場を去るのですが、今度は佐伯が発作を起こして倒れてしまいます。
世良は渡海に連絡するのですが、うちひしがれている渡海は電話が鳴っているのに気づきません。
高階が全力を尽くすのですが、ついに佐伯は心停止、心臓マッサージをするのですが、
一向に心拍は戻らず、高階があきらめかけたその時、やっと電話に気づいた渡海が戻ってきます。
渡海は根気よく対処を続け、何度目かのAEDでやっと心拍が戻ってきました。
その後、渡海は東城大から姿を消します。
彼はヘタクソな医師に取引を持ちかけて、ミスをカバーし大金を得ていましたが、
その金はすべて医療過誤の被害者の援助金として募金していたのです。
しばらくして渡海らしき人物から募金があったことから、
渡海はまたどこかでオペ室の悪魔として活躍しているのでしょうね。
復讐は諦めても、悪魔のような態度は変わらないのかw
▼理事長選
肝心の佐伯が不在という、東城大の圧倒的不利な立場で始まった理事長選。
黒崎が佐伯に代わって壇上に立つのですが、まったく心の準備ができていなかったからか、
しどろもどろで話になりません。
西崎は早めの投票を促すのですが、その時立ち上がったのが池永。
東城大の医師たちに代わり、立て板に水を流すように彼らの論文の主旨を説明したのです。
選挙の結果、僅差で佐伯が競り勝ちました。
その頃佐伯は一度オペ室で死んでたんですけどねw
佐伯は一度理事長の座につくも、改革を断行した後は後続に譲りました。
西崎は相変わらずインパクトファクターに取り憑かれ、理事長を目指しているようです。
皆収まるところに収まりましたね。