小説『午後の曳航』
- カテゴリ:小説/詩
- 2018/06/30 16:51:39
三島由紀夫 著
『午後の曳航』を読みました。
猫好きの方にはおすすめしません。
前半部分に
猫に関する
身の毛 もよだつような描写がありますので。
私もそこで
心折れそうになったけれど
辛抱して読み続けました。
外国航路船の船員と
ブティック経営をしている未亡人とが恋に落ち
船員に憧れを抱いていた未亡人の息子が
俗っぽく変化していく船員に失望するという話で。
ページ数は少なめだけれど
濃密な心理劇と
語彙力をつくした情景描写が
盛りだくさんなために
さくさくとは読めません。
けれど後半部分の
さる事件をきっかけに物語が緊迫し
そこから時間が経つのも忘れて
読みふけりました。
冷静に考えれば
忌まわしいとしか言えないような出来ごとを
なんて奥深く
なんてドラマチックに描くのかしら。
ラストは清々しささえ感じてしまい
クライマックス部分を
二度三度読み返しました。
サッカーのせいではなく
読書のせいで寝不足になるなんて。
10月10日=「体育の日」だったけど...昭和の人間なもので^^;(笑)
これからは~✿ユウさんの日✿です(#^.^#)!!
とても素敵な感想文でした(≧∀≦)
まだ読んだことがない作家さんとして三島由紀夫さんのお話を読もうと思っていたのですが、この話を読んでみようかなあ。とさせられました。
ありがとうございました。
勝手に思い込んでました(;^_^A 失礼<(_ _)>w
『午後の曳航』
三島文学の中でも注目すべき転換的作品・・・
昔々 モデルとなったブティックを探しに
横浜元町へ出向いたことがあります(*´ω`)
表の伝言に書きましたがw
暑い日が続きます。。
寝不足にはお気を付けて(#^^#)!