Nicotto Town



〈私の痛みよ、世界を焼け〉


甲田学人氏の物語はどれも心惹かれる話である。

きっかけはMissingの絵柄が友人好みで、かつ古本で安く手に入ったからだ。
友人が興味を示さなかったので、ならば自分が読もうと読んだのが始まりだ。

言葉選びが秀逸で、当時中学生だった自分にはとてもじゃないが理解できず。
しかし本は何回も読むという習性なのか性分なのかはわからないが、何度も何度も繰り返し読み、少しずつ理解していった。
読むたびに少量理解し、また読んで少量理解する。

あの時のあれはそういう意味だったんだ。
ここの事件はこんな場所だったのかなど、Missingは今読み返しても新しい発見でいっぱいだ。

Missingの次作にあたる断章のグリムもその一つである。
Missingにくらべやたらファンタジーの色が濃いなと思ったが、それが氏の言う「メルヘン」なのだろう。
言ってしまえば、タイトルの言葉を言いながら魔法のようなもので敵を焼いていったりする話(おおざっぱすぎる)なのだが、自分はとても落胆したのを思い出す。

自分勝手だが、Missingは無力な学生が知恵をつけて異界のものと相対する話なのにたいし、ファンタジー色が強すぎて理解が追い付かなかったのだ。
しかし読み進めていくと氏のファンの言葉でいうところの「甲田節」が色濃く出ていて、あんなことを思った自分を恥じたのだが。


何が言いたいかというと、とっても面白いぞ甲田さんの本・・・!!!
Missingは甲田節強いので、初心者は断章のグリムをお勧めする!
あ、グロとか色々心臓弱い人は気を付けてね!!!!!!

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2019/02/22 20:22
黒チーム優勝おめでとう!

希望のアイテムが貰えるので、決まりましたら連絡くださいね。
ひよこさんも頑張りました。^^



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