ロシアのアネクドート傑作集から その2
- カテゴリ:お笑い
- 2018/08/08 06:07:34
その1
場所はモスクワの中学校。
先生が地球儀を指して、授業をしている。
「みなさん、ここには失業と暴力と、そして人種差別と不正の横行しているアメリカがあります。そしてこちらは幸福と、完全雇用と住みよい公正な国ソ連であります」
すると後から、ちょっとウスノロのアリョーシャが言った。
「先生、そのソ連へはどうやって行けばよいのですか」
その2
ソ連の高校で、教官が経済学の講義に入る前に、学生のワシーリーに質問した。
「アメリカについて知っていることは?」
「ハイ、帝国主義で、少数民族は抑圧され、犯罪と汚職が横行しています」
「つぎに経済面で知っていることは」
「ハイ先生、失業と貧困の巣だと思います」
「よく出来ました。ワシーリー君、ではわが国の経済計画について述べてごらん」
「ハイ、第一の目標は、まずアメリカに追いつくことです」
「君は僕の友人だよね」「もちろんだとも」
昼にスターリンが問うた。
「君は僕の友人だよね」「ああ、そうだとも」
夕方、スターリンが問うた。
「僕たちは友達だよね」
すると太陽は「お前なんか友達じゃないやい」と否定した。
「昼間では友達だったじゃないか」
「生憎となぁ、俺は今、東側に居るんだよ」