dele 感想文
- カテゴリ:テレビ
- 2018/08/25 16:58:44
dele #5
テレビ朝日 金曜夜11時15分~
▼幼なじみの恋
今回は、交通事故で意識不明になった青年のデータを削除するかどうかで、祐太郎が奔走する話と、
圭司が昔の恋人と会う話の2つのエピソードが同時進行で描かれました。
依頼人である天利のパソコンが契約の72時間以上操作されなかったことで、
祐太郎が小学生時代の同級生を名乗り、死亡確認に行くのですが、
運悪く天利の幼なじみで婚約者と名乗る楠瀬百合子という女性と出会ってしまいます。
当然祐太郎のことを全然覚えていない百合子は、祐太郎にカマをかけ、
彼がdele.LIFEのスタッフだと知ると、データを削除しないでくれと言い出します。
しかし色々調べたところ、彼女は天利の幼なじみではあったのですが、婚約者ではなかったのです。
百合子は天利のことを愛していたのですが、天利からは幼なじみの友達としか見られておらず、
一度もつきあったことすらなかったのです。
何故なら彼はやはり幼なじみの親友・宮田とホモセクシュアルな関係だったから…だと思います。
はっきりは分からなかったのですが、意識を取り戻した天利が、百合子の目の前で
宮田に手を伸ばし、宮田はそれを泣きながらしっかり握るというシーンで表現されていました。
それを見た百合子は「遅いよ…」と一言。
恐らく天利は百合子が自分を愛していることを知っていたと思うのですが、根っからの
ホモだったので彼女の気持ちに応えることができずに、ずっとつらい思いをしてきたのでしょう。
そして宮田と同性婚をするにあたり、百合子に報告しようとするも、
宮田に百合子を傷つけたくないと言われ、一度あきらめたのですが、
その後宮田に何か言おうとして、交通事故に逢ってしまったのです。
百合子からしてみれば、もっと早く天利と宮田の関係を知っていれば、早いうちにあきらめがついて
長い間苦しむこともなかったのに…と思ったのだと思います。
その気持ちを表したのが、「遅いよ…」の一言なのでしょう。
▼大人の恋
一方圭司は、恐らく1年に1度会うことになっている、元カノの沢渡明奈と会っていました。
年は彼女の方が上で、なれそめは明奈が圭司の高校に、音楽の教育実習生として赴任したことです。
こちらの話では、会話で説明的な部分がほとんどなくて、2人がどうして惹かれあい、
どうして別れ、何故1年に1度会うことにしたのかなど、曖昧な部分が多かったのですが、
付き合い始めた頃にはまだ元気だった圭司が、難病を患い障害を抱えることとなり、
それ以降も付き合いは続いたようなのですが、恐らく障害に引け目を感じた圭司のせいで、
別れることになってしまったのかなぁと思っています。
デートの最後に、明奈はもう1年に1度会うのをやめようと言い出します。
しかし「長くは待てない」とも。
そして自分がdele.LIFEにデータ削除の依頼をする時は、
完全に他人になるという、謎の言葉を残して去っていくのです。
恐らく彼女は、圭司からのプロポーズを期待しているのでしょう。
百合子からプロポーズしても、障害に対するコンプレックスが圭司にある限り、断られるでしょう。
自分は圭司と結婚してもいいと思っているので、そのコンプレックスを乗り越えられたら、
私にプロポーズしなさい、でも長くは待てないから、自分が依頼をしたら、
もう期限が尽きたと思ってくれ、そういうことなんだと思います。
私の言葉選びが下手なせいもあると思いますが、詳しく語るとダッサいですねw
だから言葉少なで曖昧な感じにしたのでしょうか。
最初見た時は何が何だかわからなかったのですが、要所要所を見返してみて、
やっとこういうことなんだろうなぁと分かったような気がします。
大人の恋ってめんどくさいねw