Nicotto Town


グイ・ネクストの日記帳


探求する心と負けるが勝



負けるが勝ちという中国のことわざがある。

負けていい事があるという意味では無い。

自分は人生を楽しんでいるか?

楽しめるなら、負ける事さえもよい事だ。

このことわざの語源のエピソードとしては

あるところに囲碁の弟子と師匠がいた。

秋のある日、おいしいお菓子が届いた。
弟子はすぐに
「師匠、勝負をしましょう。それも3回勝負です。3回負けた方が食べるのです」

「いいだろう。」と、師匠はうなずき、答える。

浅はかな弟子はしめしめと思い、いつも通り囲碁を打つ。

師匠にしては珍しくミスをしてくる。そこを逃さず、弟子は師匠との差を広げる。
「負けました」と、師匠が口にする。
「はい、これでボクの1勝です・・・ね」と、口にしてから、弟子は首をかしげる
あれ?たしか3回負けた方がってボク言ったけど。
まあ、あと2回連続勝たなければ大丈夫。
そう、たかをくくっていたが。
勝ちの誘惑に勝てず、2連勝。その次も勝ち、3連勝。
「うむ。3回負けたので食べさせてもらうぞ」と、師匠はおいしいお菓子を全部たいらげてしまった。
弟子は悔しがる。師匠がわざと負けていた事にも気づいて。
負けるが勝ち。

この言葉はそんなエピソードから来ている。

善悪、勝ち負け

そういう2つの事柄で世界を見てしまいがち。

でも、本当のところは分からない。
本当のところは知らない。

記憶と現実をごちゃ混ぜにせずに

ひらめきと、アーティストとして世界に表現しているなら、それが本当のあなたに違いない。

分からない。知らない。
その原点に戻る時

宇宙とつながるかもしれない。

あい




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