探求する心と負けるが勝
- カテゴリ:日記
- 2018/08/30 23:27:25
負けるが勝ちという中国のことわざがある。
負けていい事があるという意味では無い。
自分は人生を楽しんでいるか?
楽しめるなら、負ける事さえもよい事だ。
このことわざの語源のエピソードとしては
あるところに囲碁の弟子と師匠がいた。
秋のある日、おいしいお菓子が届いた。
弟子はすぐに
「師匠、勝負をしましょう。それも3回勝負です。3回負けた方が食べるのです」
「いいだろう。」と、師匠はうなずき、答える。
浅はかな弟子はしめしめと思い、いつも通り囲碁を打つ。
師匠にしては珍しくミスをしてくる。そこを逃さず、弟子は師匠との差を広げる。
「負けました」と、師匠が口にする。
「はい、これでボクの1勝です・・・ね」と、口にしてから、弟子は首をかしげる
あれ?たしか3回負けた方がってボク言ったけど。
まあ、あと2回連続勝たなければ大丈夫。
そう、たかをくくっていたが。
勝ちの誘惑に勝てず、2連勝。その次も勝ち、3連勝。
「うむ。3回負けたので食べさせてもらうぞ」と、師匠はおいしいお菓子を全部たいらげてしまった。
弟子は悔しがる。師匠がわざと負けていた事にも気づいて。
負けるが勝ち。
この言葉はそんなエピソードから来ている。
善悪、勝ち負け
そういう2つの事柄で世界を見てしまいがち。
でも、本当のところは分からない。
本当のところは知らない。
記憶と現実をごちゃ混ぜにせずに
ひらめきと、アーティストとして世界に表現しているなら、それが本当のあなたに違いない。
分からない。知らない。
その原点に戻る時
宇宙とつながるかもしれない。
あい