一つの発電所に依存しすぎた全道停電
- カテゴリ:ニュース
- 2018/09/08 02:01:26
●未曾有の被害に生活インフラ「機能停止」…全道停電で情報収集できず 北海道震度6強地震 (ZAKZAK)
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/180906/soc1809060026-n1.html
●【北海道震度7地震】全域停電、他電力では起きないか 「考えにくい」「悪条件重なればゼロでない」 (産経ニュース)
http://www.sankei.com/economy/news/180906/ecn1809060053-n1.html
北海道内の他の火力発電所の発電出力が70万kw以下なのに対して、苫東厚真火力発電所の
発電出力が165万kw、泊原発の発電出力が207万kwと、(地震前日の)北海道のピーク
時の電力需要380万kwを2つの発電所でほぼ賄えるほど、北海道の電力供給体制は2つの
発電所に依存しています。
今回の全道停電で思いましたが、泊原発の運転停止中に、苫東厚真火力発電所がテロ攻撃や
外部からの攻撃を受け、電力の供給が停止した場合、今回の様に全道が停電してしまいますね。
この様な脆弱な電源供給システムは、安全保障の視点からも問題ありだと思います。
2020年の「発送電分離」に伴い、電力会社は電力の供給義務が無くなる為、新規の発電所建設に影響があるかもしれません。
大きな発電所でまとめて発電するのは効率はいいですが、北海道は他県と比べて面積がとても広く、人の住んでない山間部や過疎地域も多い為、広範囲に送電網を作り維持するのはコストが掛かかりますし、電気は送電距離が長くなる程、送電設備の電気抵抗で減衰します。電力会社は高電圧で送電する事で、電力損失率を軽減してると思いますが。
ですから、発電所の分散は非効率な点ばかりではないと考えます。
人口の少ない地域は、小規模火力発電、風力発電、太陽光発電、中小水力発電、蓄電システムなどをミックスして、電力の地産地消を進めた方が良いのではないかと思っています。
確かに、苫東厚真に発電が集中していた。
それでもって、地震の直撃を受けた。
もう一つ、夜明け前の電力需要の一番底だった。
いろいろなタイミングが重なりました。
でもちゃんと制御が効いて発電機が停止してくれて
系統崩壊を免れたのは、電力系統システムとしては
「よくできました」です。
これができていなければ、復旧すらできない状況
だったかもしれない。
経済性でいえば、
そこそこの出力で、分散して多数の発電機を運転するより
高い出力で運転台数を減らした方が燃料費は安い。
高速道路を60km/h巡行よりも
80km/h巡行の方が燃費がいいのと同じように。
だから、特に夜明け前の需要が底の時間帯は、
稼動する発電機を減らし、出力高めの運転を行うのは
普段に行われています。
経済性を犠牲にして、ある程度の運用規定が必要です。
発電の分散については、
発電所は誘致等でなかなか進まないと思われます。
大型蓄電池を分散して設置。平時においては、
発電量に余力がある時は充電し、足りない時には放電して使う。
今回のような停電の場合は、蓄電中の電気を充電して使う。
このような仕組みが必要ではないかと妄想しております。
系統周波数のコントロールを発電機に加えて蓄電池を利用する試みは
北海道電力でも南早来で実証試験してます。
すでに、本運用の実施段階です。
車の電源を利用する試みも各地で実証試験しています。
これを機に蓄電システムが大きく発展すればいいなあ思います。
両方共稼働していればフォローは可能ですが、これは対策が必須ですね。
現在、北海道と本州間は海底ケーブルで60万kW送電可能で、新たに青函トンネルを利用して
30万KW送電する為の工事中の様です。来年年3月の運転開始との事です。
石狩の高出力天然ガス発電所稼働と、本州との電力融通増強が来年なので、来年以降は電力供給が改善されるのではないでしょうか。
道の危機対策課も大変だったかと ( ̄▽ ̄;)
北海道は陸続きではないため
他の電力会社からの送電が少し難しいことも
今回は影響したと思います。
稚内など揺れの小さな場所では、
殆ど揺れてないのに停電⁉︎
と理不尽に感じたことでしょう…
本当、冬でなくて良かったです>_<
治水対策は国政の基本だと思います。
治水を疎かにした場所では、水の被害が怖くて安心して暮らせません。
火力発電の立地条件に、燃料補給の港湾設備、大量の冷却水確保が必要で、電力消費地の近くが望ましいので、大都市に近い沿岸地域に火力発電所が多く出来ますね。
自分は見てませんが、検索したら「天空の蜂」が出てきました。
真冬に地震で長時間停電したり、東日本大震災後の様な輪番停電してたら、命にかかわりますよね。
うちの地元はLPガスなので、東日本大震災の時は、石油ストーブとガスが使えて助かりました。
来年、石狩で高出力の天然ガス発電所が稼働する様なので、来年以降は電力事情は改善されるかもしれません。
北海道の電力供給については、かなり深刻な死活問題です。
今回は暖かい時期だから良かったけれ、大地震が真冬の大吹雪の日で数日停電が続いたらと考ると背筋が寒くなりました。
うちの場合は、ヒーターの着火時も燃焼中も電気が必須だから、持っている暖房器具ふたつとも使えなくなりま~すw
この会社エリア狭いからこれが限界かな?
http://www.denryoku-map.com/chubu
2・3年前にあった原発テロの映画何だっけ?
地元の人は不安で反対なのかなー
メディアや何かが不安をあおって
反原発を掲げて増やしたソーラーパネル
あちこちで飛ばされまくってます
自然も人も大事だけど
堤防とかダムとか
コンクリートも大事と思う今日この頃の爺です。