Nicotto Town


すずき はなこ


うん。放火されて全焼したんです。

あはは♬
昨日の日記に、「さらっと恐ろしいことを書いてる」には、
思わず笑ってしまいました。

ありがとうございます。

そうそう、放火された件ですね、
今でも、覚えています。
東日本大震災のあった年、その8月15日のお盆の夜に、
通りがかりのルアー(釣り人)に、放火されました。

わたしどもが、そもそもルアーが嫌いなのはそのせいです。

暑い夏の夜、
仕事を終えて、シャッター閉めるその隙に、
事務所のソファーに、火のついたタバコを投げ込まれたのです。
布製のソファから燃え広がった火は、
壁面の棚にあった、花火セットや販売物品に燃え広がり、
瞬く間に、鉄筋コンクリート200㎡を火の海にしました。

日頃からの路上駐車の一群が、
消防自動車13台を阻み、
消火作業もままならない中、燃えるのを見つめるしかなかったのです。

冒頭申しましたが、その年の春、
東日本大震災がありましたから、
5か月たっても、建築資材は欠乏し、
事務所の立て直しには、かなりの日にちがかかったのを覚えています。

その間も、心無い路上駐車のひとたちの嫌がらせは続き、
わたしと鈴ちゃんは、ずーっと車の中で生活しました。
自宅は、大阪府下にあったのですが、
また事務所を放火される恐れがあったので、
離れることはできなかったのです。

その頃、うちの周囲には、
違法駐車の果てに小型ボートを出す人たちが横行していて、
その人たちのブログには、
「また燃えろ!」とか「死んだらええ」とか書かれていました。
それはそれは、ひどいものでした。
(今でもスクリーンショットで残してあります)

それにね、
わたしと鈴ちゃんも、うっかりしていたのですが、
そのとき、肝心のその事務所には、火災保険をかけ忘れていたのです。
「あーあ」な展開で、
3600万円の再建費用が即金で掛かりました。

そのとき、やっぱり鈴ちゃんにとっては、
大事な生まれ育った場所、
焼け落ちた事務所の中で、呆然とするばかりでしたが、
わたしね、
思ったんです。

「そうか、そう来るなら、こっちも考えがある!」

焼け太ったかーっ!と思われるくらい、
事務所を立派にしてやろうと決めました。
火災保険なんて、当てにはしていません。
3600万くらい、ポンと出してやります。
ついでに正門と、脇の門を特注で作って、
それを吉祥に、すべてのトイレの水洗化も計画しました。

これが本当の断捨離、
事務所棟200平米を、見違えるほど綺麗に再建しましたっ!
エッヘンブリブリ!
床は、テラコッタタイルを東西南北に合わせて張り詰め、
2階には、大きな窓から海を眺めることのできるラウンジと、
夜には、星空を眺めて眠ることのできる24畳の寝室を作りました。
もう、タガが外れたような豪華さです。

「やけくそ」というのにふさわしい大盤振る舞いでした。

あはは~♪

今、こうして思い返せば、
あの火事は、禍ではなかったかもしれません。
もちろん犯人は、今でも憎いですし、許すことはできません。
だけど、あれからわたしたちは、強くなりました。
あの放火事件を機に、火事場の底力を発揮できたのです。

あ。
「極楽のあまり風」2016年の11月14日のブログに、写真がありました。

「地獄からやってまいりました」

http://nannsetogg.naturum.ne.jp/d2016-11-14.html

あはは♬
やっぱり3600万って書いてある~。
恐ろしい記憶力ですなー。

禍を、禍で終わらせるか、
それをバネに、跳躍するか。
あの放火事件がなければ、
今の「会員制海洋レジャークラブ」はなかったですね。
テキトーな海の家で、終わっていたかもしれません。

お金はね、いつか廻って返って来るんです。
なんとか生きて、生き抜いていればね。
そこでくじけてしまっていたら、
放火犯の思うつぼではありませんか。

わたしはね、神様を信じています。

「神の復讐」に道を譲りますが、
そんな卑怯極まりない手に、屈することはありません。
逆境は、乗り越えてこそ本当の価値を生みます。
逆境に泣いてばかりいても、仕方がないではありませんか。

今でもね、
鈴ちゃんと、時々思い返すんですよ。
どんな辛いことがあってもね、
あの火事を、乗り越えてこれたんだから、
もう多少のことでは、へこまないねえ♪ って。

全焼した焼け跡の中での、車中の生活。
すんげ―、辛かったー!
スーパーのお弁当やおにぎりばかりで、
ゴハン食べるのも、イヤになったー。

でもねー、人間は強くなったっ!
うん、それだけは自信を持って言えます。
負けてないぞっ!





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2018/09/19 09:03
しんどい経験を乗り越えると、その後の力に出来ますよね
出来るか、潰れてしまうか、そこが分かれ目だと思います
私は、潰れてしまうと、負けた気がするので、絶対に生かしてやります^^v
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2018/09/19 01:20
3.11の年の終戦の日…(;´Д`)
あれほどまでに
日本人の心が荒んだ年も、そうそう無いかもしれません。
だからと言って、怒りのやり場を間違える日本人のなんと多かった事か… orz

最近流れているホンダのCMにカチンと来ています。
「やってはイケナイ事って…そんなに多くないと思うよ」 アホかっ!
どれだけやっちゃイケナイ事が多いか思い知れ!o(`ω´*)o
真に受けたアホどもが、法を犯してめちゃくちゃしよるような事を言うんじゃねぇ~!ガオー

でも、よくぞここまで立ち直られましたね。
もう 「地震・雷・火事・おやじ」 怖いもん無しだ!いつでもドーンと来やがれ!ヽ(´ω`)ノ 
いや、願わくば来ないで~ 。・゚・(ノд`)・゚・。
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2018/09/19 00:20
火事場とは違うのですが東日本の震災の時は数少ない親友が福島のいわき市に居るので直後から1年半位現地と東京を行ったり来たりしとりました。

とりあえず親友の方は何とか再起に向けて動き出せたのと個人での活動故に資金が枯渇し簡易宿泊所管理人になったのですが震災での色々な経験が管理人業務を行う上で役に立った部分もありましたが世間一般では絶対あり得ない事も経験しましたね。

本当は修羅場とか経験しないで済む方が良いとは思いますが経験したからこそ自らの人生の糧になる事も多いですよね。
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2018/09/18 23:35
はなこさんの底力はその事件から育まれたんですね。
勤めていた会社の事務所が隣からのもらい火でまる焼けになったことを思い出しました。
火事場の臭いは生涯忘れることはないでしょう。
今後もはなこさんを心から応援致します。 (^O^)/
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2018/09/18 21:33
>「さらっと恐ろしいことを書いてる」
この言葉を改めて見て
先日亡くなった樹木希林さんが思い浮かびました
はなこさんも鈴ちゃんも人生を生き切る人だと思います
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2018/09/18 21:09
はなこさんの経験を聞くと
いかに私の経験がぬるいものだったか、と思います・・・
へこたれてるレベルのもんじゃないなって。いつもパワーをもらうんです。
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2018/09/18 19:59
火事というのは、本当にメンタルが試されますよね。
そういうピンチをどう乗り越えるか、ということで
器が試されると言うか。はなこさんの度量には
敬服いたしますー\(^o^)/
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2018/09/18 19:58
秋分以降の平日に極楽でお会いしたいと言っていたクラブ718です。随行する友人に、はなこさん達は「ルアー」が大嫌いとだけ伝えておきます。万一「何で?」と聞かれたら、「お察し願います」と言っておきます。

私は事情(のごくわずか)を把握しています。2度と起きてはならない許せない事件です。わずか聞いただけでも恐ろしい私にとって、全部知っているように軽々に話せるわけがありません。
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2018/09/18 19:49
根性がすごいですね!
これからも続いていく、そんな気がします・・・
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2018/09/18 19:44
すさまじい・・・タフさも半端ない・・・・



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