昨日の続き、火事場の底力はメガトン級!
- カテゴリ:仕事
- 2018/09/19 09:18:26
昨日、一昨日の日記から、いろいろ思い出されることがあったので、
この際、続きをしっかり書いておこうと思います。
昨日、頂いたコメントにもありましたが、
焼け残った火事場跡の、あの焼け焦げた臭い・・・
あれは、嫌ですねえ。
思い出します、
半年は、抜けませんでした。
アタマの先から、足の先まで、あの焦げた臭いが染みついていたと思います。
人間の記憶は、記憶をつかさどる海馬と嗅覚の神経が近いので臭いに敏感です。
過去にイヤな記憶のある臭いを嗅ぐと、
一瞬で、タイムスリップしたのかと思う程です。
火事…特に放火による全焼は、
一夜にして、ありとあらゆるものを奪い去るのです。
泥棒は、いくら持って逃げても、
普段使いの茶わんや、お鍋までは持って行きませんが、
放火による火災は、一瞬で、命までも奪い去るのです。
今ごろ、犯人は、のほほーんとして竿を垂れているのでしょうね。
うちの前を通るたびに「ざまあみろ」と言っていると思いますよ。
まあ、放火犯のことはどうでもいい。
あなたのやったことは、あなたが償えばいい。
それは、必ずあなたのアタマの上に、返ってゆくことでしょう。
それよりも、わたしと鈴ちゃんは、
火事により、
もっと大きな転換点を迎えました。
放火による火災ですべてを無くすまでは、
わたしたちは、タダの海辺の駐車場のオッサンとオバハンでした。
(パッと見にはね)
そもそも、うちの前の道路は、
もとは県道でしたが、
直通トンネルができ、無法地帯と化した峠道よりは、
キレイで安全な県道が新しく通ったので、
平成17年に閉鎖される道路だったのです。
県は、わたくし共個人の居住区があるという理由だけで、
その無法地帯を250mだけ、一般道として残したのです。
もともと県の議会書を見ると、
平成17年に、閉鎖されているはずだったんです。
それからですかね、
県に「どうぞ、閉鎖してくださって結構です」と同意しました。
いや、もともと閉鎖も何も、聞いてなかったんですがね。
ある日突然、袋小路に閉じ込められて、
それからこの火事に至るまで、
何も知らないままに、袋小路に放り込まれていたのです。
その後に、わたしが着任しました。
(つまり、鈴ちゃんと結婚したのです)
まー、それからが、本当の戦争の始まりでしたね。
放火による火災なんて、災難のサの字でもなかった!
それから7年、来る日も来る日も、
違法出航の小型ボートとの戦いでした。
小型ボートだけではありません。
放火犯の混じっているはずのルアーの一群、
密漁者、不法投棄の業者、来るわ来るわ・・・
改めて閉鎖された県道を破壊しに、
自分たちの欲求を満たすためだけのために、
破壊された錠前は、100個を下りません。
また火をつけようとしたのか、廃油を大量にまかれたり、
建築廃材を投棄されたり、
魚の内臓や、動物の死体まで放り込まれました。
そんなもんなんですよ、人間って。
その当時、いろいろなSNSやブログに、
「県道を閉鎖したのは、あのオバはんや!」とか、
「誰かもう一度、火、つけろ!」とか、連日書かれました。
あのね、
わたしたち、この放火さえなければ、
個人所有の土地を一般に開放していたのですよ。
たとえ、それが路上駐車の小型ボートであっても、
海のレジャーを愛する者に、悪いヤツはいないと信じて、
寒い朝には、無料のコーヒーや飲み物を配ったり、
挨拶したり、時には賄い食を振舞ったり・・・
でもね、
人間の集団心理って、恐いです。
誰かが、SNSを使って、「あいつらは悪いヤツだ」と言い出すと、
みんなそれを簡単に信じるんです。
自分にとって、都合のいいことを信じるようになるんです。
当時、わたしは暇にあかせて、
関西圏の釣り情報のブログや、サイトを読み漁っていましたからね。
「ああ、この人が、こんなことを言っているのか」
「このボート屋は、いい加減なヤツだなあ」とか、
ほとんど、誰も目を通さないような、小さなブログまで、
すべてチェックしていました。
それで、これら全容が理解できたのです。
中には、本当にひどいヤツが居て、
わたしと鈴ちゃんのことや、先代の両親のことまで、
嘘ばかり並べたて、仲間を扇動する人がいました。
コイツは、本当に根っから腐ったヤツで、
自分のブログで、悪口を散々書いておいて、
シャーシャーと「会員制海洋レジャークラブ」に入会登録に来たんです。
バカな男で、
自分のブログにカートップの自作ホルダーの写真を挙げていて、
その車で来たもんだから、わたしに一発で見破られました。
「あんた、○○丸さん?」
「そうや♪」
よー、来れたね。
入会希望?あれだけ、好きなこと書いておいてかね?
コイツですよ、
「燃えろ、燃えろ~!どんどん燃えろ~!」ってブログに書いたの。
それなのに、入会希望?
はあ?
うちの先代たちの誹謗中傷をしていたのもコイツ。
まあ、それなのに、入会希望?
はああ?
コヤツのグループは、すべて「芋づるお気に入り登録」でリストアップ済み。
ネットの誹謗中傷は、名誉毀損の域をはるかに超えているので、
入会申込書から、住所を知り、直接抗議に向かいました。
証拠の、スクリーンショットももちろんプリントアウトしてね。怒鳴り込み…もとい抗議に行った日には、あいにく当人はおらず、
家の人と奥さんには、重々抗議して「また来る」と言い残して帰りました。
そうしたら、この男、翌日に岸和田警察に訴えに行ったのです。
「インターネットに、書き込んだら、怒鳴り込まれた」・・・って。
アホとちゃうとかは思っていましたが、正真正銘のアホウでした。
翌日、岸和田警察署から電話がかかってきて、
この男には厳重注意しておきますので、
どうか、今回だけは許してやってください・・・ですと。
ご丁寧に、わたしたちが持参したスクリーンショットを警察に持って行き、
「こんなん書き込んだら、家に来よってん!」と、ぬかしよったらしいです。
アホです。
警察には、「全面削除!」を命じられ、
コヤツのブログは、消されましたが・・・
(まだ性懲りもなく、書いていますがね)
天網恢恢疎にして漏らさず、
このアホウには天罰が下り、畑仕事をしていて足場を崩し、
首の骨を損傷して、もう少しで死ぬところだったということです。
ね、
「神の憤りに道を譲る」のです。
自分で復讐など、する必要はありません。
必ず悪行は、本人に返ります。
それよりも、わたしたちは、どうあるべきか。
鈴ちゃんとわたしは、本当に海を愛する小型ボート愛好家たちを、
「どうやって守るか」
それだけを、本気で考えました。
当時、100人ほどだけが、うちの会員の基礎をなす太公望たちだったのです。
その100人を、どうやって守るか。
県道が実質閉鎖される前に、
この100人が、一般車両として通行禁止になるのを、
食い止めなければなりませんでした。
それまでの、海の家の駐車場は、もう経営できなくなります。
県道閉鎖ですからね。
県道を通行できるのは、地権者のみです。
地権者!(土地権利者)
じゃあ、全員を土地権利者にしてやるーっ!
ね?お分かりいただけましたか?
海の駐車場経営は、ここで形態を変更して、
特定非営利活動法人として、借地権を設定し、
ここで晴れて「会員制」になりました。
特定非営利活動法人の認定が、県道閉鎖より前になるかどうかが、
すべてを握る鍵となりました・・・が、
天は、わたしたちを見捨てませんでした。
画期的な速さで、認定が下りたのです。
( あと、ちょっと続く)
開いた口が塞がらないです( -`Д´-;) 本当に、早々に天罰が下ったと判明して溜飲が下がりました
こうしてブログで振り返えっておられると数分で読み終える事が可能ですが、
始まりの日から今日までの日々は一日一日が戦いの積み重ねで、辛い、厳しい、悔しい、だけではない思いを乗り越えて来られたんだなと、改めて「極楽」を作り上げてきたお二人に敬意を感じます。
まぁ、稀にですがテレビドラマの様に自分で色々と動いて下さる弁護士さんも居ますけど。
「戦後の道路行政は完全に失敗した」
とは私の件で色々お世話になってる弁護士さんの言葉です。
嫌がらせ等々を行った人間は直ぐには天罰が下らない事も有りますね。
ただ、ジワジワと外堀を埋められて最終的には自らも悲惨な結末を迎えるパターンが多い様です。(全国ニュースになる様な悲惨な結末を親族や家族が迎えたり)
はなこさんのご苦労がいかばかりか、お察し申し上げます。
現在、こちらも身内のアホが証拠をばら撒きつつ妹君たちを
誹謗中傷しておりますので弁護士から書状をだしてもらうことに(笑)
わたしもピンチをチャンスにってがんばるー\(^o^)/