2018年7月期ドラマ総決算
- カテゴリ:テレビ
- 2018/09/30 16:59:21
●7位
極道めし BSジャパン 土曜夜9時~
今期の隠しだまはコレw 刑務所の同じ房に入った脛に傷持つ身の男たちが、食事に出る美味しいおかずや甘いものなどを賭けて、シャバにいた頃食べた美味しいモノのエピソードを話し、喉を一番多くゴクリと鳴らせた者が総取りというルールで競う、ワチャワチャ系のグルメドラマ。食べ物の話がメインなので、ストーリーはつけたしみたいなものだが、それぞれのキャラが立っていたところがよくて、何となく完走してしまった。地上波でも来期放映されるらしいので、深夜に見るのはつらいけど、興味のある方はぜひ。
●6位
遺留捜査 テレビ朝日 木曜夜8時~
京都編も2シーズン目に突入ということで、段田演じる室長がもういなくなってしまったのはちょっと気になったけれど、他はかなり板についてきた。京都に来てから糸村と村木の絡みが増えたのはちょっと嬉しい。糸村の3分間がかなり長いのは最初からの傾向だが、京都編に来てやたら長くなったのは気のせいだろうか。一度3分間と言いつつ場所を変えて話し始めたことがあり、あれは行くだけでも3分どころじゃなくかかっていたと思う。決め台詞なので変えたくないのだろうけど、あまりに長いのはいかがなものだろうか。
●5位
限界団地 土曜夜11時40分~
ホラーというジャンルのドラマはほとんど見たことがないので、とても興味深く見ることができた。連ドラ初主演の佐野史郎の魅力を十二分に引き出せていたと思う。何も知らないで見ると、主人公が必死に団地のコミュニティを立て直そうとする社会派のドラマに見えてしまったりするところも、ホラーパートとの落差が激しくてこのドラマの醍醐味となっていたと思う。ただホラーを見慣れていない私すら、ありがちだなと思ってしまう最後のオチは少し残念。また主人公の度重なる犯行を誰も目撃せず無事やりおおせているのも少しリアリティに欠けたかなと思うが、それがホラーと言うものなのか。
※主演男優賞/深夜賞
●4位
半分、青い。 NHK 月~土曜朝8時~
ストーリーよりも、ドラマの時代に流行ったモノが出てくるのが懐かしくて、見ていたような気がする。恋愛要素の多い朝ドラだったが、恋愛特有の深みが感じられず、全然キュンキュンしなかった。最後にやっと同じ日に生まれた幼なじみとくっつくという恋愛的なハッピーエンドだったのは、どんなに話がこじれても最後はハッピーエンドに漕ぎ着けた、くらもちふさこへのオマージュだったのかなと思う。今までと違う朝ドラという意見もあるが、どちらかというと開始時間が8時になる前の朝ドラに戻っただけの、ある意味原点回帰と言える。時代が現在まで追いつかず、震災直後くらいで終わってしまったのは、確実に続編スペシャルを考えてのことだろう。
※助演男優賞(豊川悦司)
●3位
絶対零度 未然犯罪潜入捜査 フジテレビ 月曜夜9時~
あの月9が50歳の沢村主演、しかも内容はテレ朝風の刑事ドラマという冒険作。内容的にもテレ朝の刑事ドラマの枠を出なかったけれど、キャラはそこそこ立っており、映画は少し厳しいと思うが、シーズン2くらいは望めそうだった。視聴率も1回だけ9%台に落ちたものの、他は2桁を死守し、平均も10%台と1年前のコードブルー以来久々に2桁を超えたのは、快挙と言っていいかもしれない。ただ最終回の内容があまりに酷く、それでこのドラマの評価がかなり下がってしまったのは否めない。前シーズンまでの主人公・桜木を出すなら、もっとストーリーに絡めてダイナミックな展開にしてほしかった。
※助演女優賞(本田翼)
●2位
dele テレビ朝日 金曜深夜11時15分~
キャスティングが目当てで見始めたので、当初あまりストーリー面では期待していなかったが、初回が素晴らしすぎて、逆にハードルが上がってしまい、それ以降が思ったほど楽しめないという、少し残念な感じの展開だった。雰囲気はよかったが、内容がそれについていってなかった。比較的よかった回もあったが、地味な回も多く、初回の話が最終回に来れば、もっと評価が上がっていたと思う。菅田の演技は安定感すら感じられたが、山田の方はオタクっぽさを強調したかったのか、あまりに早口で台詞が聞き取りづらいシーンが多かったのは残念。
※主演男優賞(菅田将暉)/特別賞/音楽賞
●1位
探偵が早すぎる 日テレ 木曜夜11時59分~
大変面白く見させていただいた。トリックは多少強引でツッコミ所が多かったけど、恐らくそれにツッこむ行為も楽しめる点だと思う。とにかくキャラ立ちがすごく、W主演の滝藤はもちろん、もう1人の主演・広瀬アリスの、年の割りに卓抜した演技力が目立った。また水野美紀のコメディエンヌとしての新たな面も見た気がした。実は本編よりもGYAOで無料配信されていたチェインストーリーが楽しくてたまらなかった。話に完全にケリがついているので、続編が望めないところだけが大変残念。
※大賞/ミステリードラマ賞/コメディー賞/深夜賞/ネタドラマ賞/特別賞/主演女優賞/助演女優賞(水野美紀)
今期は自分的には比較的低調なシーズンでした。このランキングに入っているドラマは、とりあえず最後まで完走できたドラマなので、どれもある程度のクオリティがありますが、突出したものはなく、正直どれを1位にするかはちょっと悩みました。今期は壁とかなくて、1~7位まで細かいグラデーションがかかっている感じですねw
探偵が早すぎるを1位にしたのは、本文にも書いてますがチェインストーリーが楽しかったことと、ツッコミながら見れるネタドラマ的なところが面白かったという、ちょっとドラマの本分を逸脱した部分が評価の高かったからです。deleはまぁわりと妥当な評価だと思います。山田と菅田を使うなら、もっと面白いものができたような気はするのですが。絶対零度は最終回で評価を下げました。半分、青いはもっと下でもよかったかなと思いますが、トヨエツはすごくよかったですね。限界団地はもうかなり忘れました…w 遺留捜査は安定です。極道めしは内容が内容だけに、30分ドラマでもよかったんじゃないかと思いますw
全体的に見てみると、私がヒットするかもと予測したこの世界の片隅に、高嶺の花、ハゲタカ、チアダンのうち、3つが平均視聴率1桁という無様な結果に終わりました。その代わり思わぬヒットをしたのが義母ムス。この枠はたまにこういう神推移のドラマが生まれますよね。初回ちょっと見ただけで娘の態度に嫌気が差して初回すら最後まで見ることができず、途中で人気があると分かってからも、どうにもあまり好きな題材でないので見る気になれず。予告が流れたりしても、あまり興味を引かれなかったんですよね。でも世間の評価は高いわけですから、私の感性が一般から乖離しているのがよくわかりますw ただ嬉しいのはこれでまた綾瀬の業界での評価が上がったことです。彼女の超主役級の座はまだまだ安泰ですね。
他にも、視聴率的にはさほど良いとは言えませんでしたが、話題になることが多かったのがグッドドクター。私は主演の山﨑が壊滅的に苦手なので、1分も見ることはありませんでしたが、別のキャストなら見てたかもなぁと思います。今期は珍しく、絶対零度とこのグッドドクターのフジテレビ制作の2本が好調だったんですよね。正直最近のフジテレビのドラマは、日テレのよりも面白いと思いますよ。私が1位に挙げた探偵が早すぎるも日テレで放映されましたが、制作は読売ですからね。
透明なゆりかご、評判いいようですが、
私は重いのは苦手なので、最初から候補に入ってませんでした><
今さらですが、透明なゆりかごもよかったです・・少し重いテーマだったけど
人としての成長が見られるいいドラマだったと思います・・ホント、今さらですが(-_-;)