自分を見つめなおす旅(ノンフィクション)
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2018/10/23 07:40:00
朝早く目覚めた。一日は、草花への水やりからはじまる。
パソコンを開き、庭のクローバーと畑のパイナップルに水やりをする。
おっさんにしては、珍しいスイーツ男子なので、農園ではコーヒー豆とカカオを育てていた。しかし、いつまでたってもそれらを使うレシピが現れない。ニコ店は、材料不足でしばし、閉店に追い込まれた。
システムを理解した後も、スイーツ男子からは遠く、さんまの塩焼き、サバのみそ焼き、それとお茶というメニューが続いた。よっぽどの魚好きか、糖質ダイエットの客しかやってこない。お店の経営はなんと難しいことか。
燃えるゴミを出し、掃除、洗濯、アイロンがけ、クリーニングの家事を終わらせる。ひとっ走り、ジョギングに行き、ブランチの準備をはじめた。
ニンニク、ソーセージ、鷹の爪を低温のオリーブオイルで炒める。シンプルな味付けのペペロンチーノが大好きだ。
冷蔵庫にポルチーニ茸のトマトソースが残っていた。使っちゃわないとと、瓶からフライパンに注ぐ。キノコの王様、香りの女王と呼ばれるポルチーニ茸。ニンニクの臭いにかき消され、ポルチーニの存在を感じない。
パスタをからめて、彩りのパセリをふりかけたつもりが、なんか茶色い。瓶を見たらクミンだった。ラベルはパセリと同じ、緑基調。いたしかたなし。
ほのかにインドの香りがするパスタを食べた。シンプルな味付けが好きだ。
シャワーを浴びて、いよいよ出発だ。
一番の目的は、ドライブ。本店勤務は5回目だが、はじめて車を持ってきた。
もってきたのはいいが、都内は便利で車を使う機会がほとんどない。しかも、引きこもり系の性格で、休日は家でゴロゴロしている。
一か月の食費を軽く上回る駐車場代がかかっているにも関わらず、月に1度、乗るか乗らないかだ。この役立たずをなんとしても、働かさなければいけない。
それだけではない。塩野七海は「ローマ人の物語」の中で、一流の男は、一つの行動を一つの目的で行わない。二つ以上の目的を持たすのだと繰り返し書いた。
今回は、ひまつぶし、ドライブ、星を見る、お城を見る、温泉に入ると少なくとも5つの目的を持っている。いつの間にか、超一流の男になっていたみたいだ。
車に、コンロも珈琲豆も積み込んだ。目的地は、群馬県川場村。いざ、出陣。
超一流と認められて嬉しいよ。だけど、いつものように、きっと、だめになる。
ぱぱっと料理ができるなんて、それだけでかっこいいです。
さて超一流の沖人さんの続きやいかに?
次回作をお楽しみに。流れ星、びゅーんです。
ゆりかさん
優雅さとは程遠いのが実態です。家事に追われています。
yonaさん
次回作をお楽しみに。僕は、三流ですね。半額シールが大好きです。
都会は、家賃みたいな駐車場代なんだろうなぁ。
コンロと珈琲豆を携えてドライブなんて、なんて素敵な。
五つも目的をもってもうすでに超一流の男ですわ。
二流の男の実態もよくわからないので、超一流なんて想像を絶する。
旅のその後は、いかがでしたか。
目覚めて草花の水やりをして、都内で畑所有とか、どこのセレブの優雅な日常なんだ…!と思ったら序盤は仮想空間の話でしたか。ノンフィクションに騙されました。
沖人さん凄い。スイーツ男子なだけじゃなくて、家事メンなんですね。私よりも家事スキル高そう…!!ペペロンチーノ自作とか、ポルチーニ茸とか、インドの香りとか、どこのハイカラさんですか。やっぱりリアルでも優雅な日常でしたね(*^^*)
駐車場代ってそんなにかかるものなのですか。一か月の食費以上って…桁が違いますね。
目的ありすぎです。私だったら優先順位は城・温泉・星・ドライブの順でしょうか~^^