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シン・ドラマ汁


[SI90]昭和元禄落語心中

昭和元禄落語心中 第3回「迷路」 NHK 金曜夜10時~
今回は、菊比古と初太郎が二つ目に昇進し、初太郎は助六と名を変え、あちこちの寄席やお座敷に引っ張りだこなのに比べ、菊比古は自分の落語を見つけられず、助六に嫉妬する毎日を送っていたところに、二つ目の噺家による芝居、鹿芝居をすることになったというお話でした。
また、師匠の八雲が満州で知り合い、世話をするようになった芸者・みよ吉と菊比古が、密かに通じてしまうという恋の話も描かれました。
そろそろ原作を読んでないけどアニメだけ見た部分に突入しており、原作通りかは断定できませんが、アニメとほぼ同じ内容なので多分そうなのでしょう。
鹿芝居の演目は白波五人男の弁天の部分で、弁天を演じていたのは菊比古。
ただ、原作ですと菊比古は線が細い美青年ですので弁天がとても似合っていたのですが、菊比古を演じる岡田将生は美青年ではありますが身長181cm、意外と男らしい顔つきをしているので、あまり女装が似合いませんw
あのふんわりした雰囲気は、性格や声から出ているのでしょうかね。
ですが弁天も女装した男なので、似合ってなくてもまぁいいかって思っちゃいました。
アニメを見た時には気づかなかったのですが、この鹿芝居、自分の素質に疑問を持ちなかなか成長できないでいる菊比古のために、助六が一肌脱いだってことなのでしょうかね。
アニメでの助六はとにかくノリがよくて女が好きで師匠や先輩にも無礼な口をきくような男でしたから、あまり感じなかったのですが、ドラマでの演出にはそういう意図が含まれていたように思います。
菊比古は融通がきかないマジメなタイプなので、みよ吉のことよりも周囲の反応が気になってしまうのですが、その真逆と言える助六は女好きだからということもあってか、女に優しいですね。
この性格の違いが今後彼らを愛憎渦巻く悲劇を起こしていくことになるのです。




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