Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


隙間風


「愛してるよ ずっと側にいるよ」
あなたは言ったのに
「怖くないよ 僕がいるよ」
あなたは言ったのに
今 あなたはいない


海に行った
あなたとの思い出を追うために
追いかけて何になるだろう
うつろな心に風が通るだけ
切った髪の後ろが冷たい


そう 愛していた
私の愛は続いていくだけ
あなたから離れていかない
時間はずっと回っているのに
抱きしめられた感触が残る


さよならは言わなかった
永遠の愛が突然切れた
どちらが悪かったのでもなく
二人が気づかなくなっただけで
時は流れていく


時間という砂時計が
もしも止まってしまったら
元に戻れるのだろうか
でもそれは欲しくない
今はあの時のあなたが欲しいだけ


さようならを言おう
今の私に
心の涙は止まらないけど
側にあなたの手はないけど
一歩を踏み出す勇気はないけど







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