愛が二つ
- カテゴリ:小説/詩
- 2018/11/12 11:27:45
まだ 降る雨は冷たくない
季節が変わればそれは冷たくなって
コートを抱えながら
傘に身を包んで
足早に通り過ぎていく
そんな夜は
コーヒーがやさしい
一口ずつ暖かさを運んで
湿った心を乾かしてくれる
そう あの時のあなたの手のひらのように
愛を失ったばかりの私
切なさばかりが心を誘った
何かいけなかったのか
黙ったままの二人
コーヒーが冷めていく
暖かさが欲しかった
一人にしないでと泣いた
でもその人は振り向かなかった
その訳は知っている
遠のく気持ちが絡むだけ
あなたの大きな手
いつまでも包んで欲しかった
でも知った
あなたは私のものじゃない
愛する人が傍にいる
何だろう この気持ちは
あなたに惹かれてはいけない
二度目の冬が来る
冷たさは知っている
よけかたは分からない
あなたを忘れて
今を忘れて
階段を上ったところで
風に吹かれよう
そして
一つ大人になろう
失った愛が二つ
どれほど心が泣いたことか
今にしかわからない
だからそれを追い越そう
多いですよね~。神道はなにもしなにもしなくていいから。
なんだか変えたい雰囲気になっちゃって。
たしかに、そうかもしれませんね。
でも、まだ自分が大切。それを乗り切って初めて愛が育まれるのでしょうね。
ブログコメント「ありがとう!」
たしかに・・葬儀のアルバイトしていた時も神道での葬儀もありました。
冷めたコーヒーと失った愛は似ているもんだ
ホットコーヒーは熱いうちに飲み干すのがいいんだ
幸せだった過去を振り返ってもコーヒーは不味いままさ
口直しに甘いココアや苦いエスプレッソなんかもどうだい?