Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


夜の海岸線


夜の海岸線は人気もなく
きらめく星も顔を残さず
ここにあなたがいないのが
あの時とちがうこと
あと 夜風が髪を揺らす


寒いねってあなたは言った
私も顔を縦に振った
あなたが肩寄せてくれて
そのぬくもりが心に染みた
風なんてもう感じない


カフェに立ち寄って
家はもうすぐそこなのに
二人押し黙ったまま
心が温まっていく
こんな夜もあっていい


そんな夜があってもよかった
あの日の道をたどって
あなたはもういないけど
ちゃんと覚えていた
今日は星が見える


あのカフェで
さよならを告げた
あなたからでもなく
私からでもなく
そんな時間が流れて


もういい
愛していたけど
愛していたから
あのぬくもりを抱いて
夜の風に吹かれよう






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