ぴ
- カテゴリ:自作小説
- 2018/12/27 02:13:59
地に落ちぐしゃくじゃの柘榴
其れでも誰かの口になればと願うならば
思い上がりの上に裏切りだよ
果汁さえも無い癖に
喉を潤す事も 至福の癒しを与える事も
出来ない無能な癖に
其れでもってまだ願うなら
もうそのまま朽ち果てろ
少なくとも 損な無謀を受け入れる輩は居ない
カラカラに乾いた柘榴に期待なん手擂る訳が居ない
其れでも奇抜なものが欲しがるならば
其の全てを捧げて数多に応えるがいい
- 出来る限りの術を用いて -
其の念願は 其の宿命に導かれ
干され 意味を成し遂げる
其れが願いならば 叶うと思うな
人は身勝手
そんな願い程 叶う事は無いのだから
呪うならば呪え 其れが普通よ
だが 本末転倒に陥ったものほど
駆逐の哀しみを幾多に踏み入るだろう
其の覚悟が在るならば
滴一滴歩かないか判らない果実といえど
揺るが無かれ
ふふふー。其れも一つの個性♪