ウィンナー
- カテゴリ:小説/詩
- 2019/01/07 00:46:19
夜中にね
ぐつぐつ煮込んでいるんだ
誰もが寝静まった時間
ぐつぐつ燃え滾るままに
判らないんだ
距離が
恐いんだ
此れ以上を望まれた時
人は時に親しくなり過ぎると其の秘密を吐露してしまう
聴いた方は其の個々によって自分の動きを封じさせえしてしまう
色々なものを煮込んで
何が何だか分からないものが出来上がる、其の時
私は其れを口にするのだろうか?
其れとも黙って流して捨てるのだろうか?
時翼色の過言の中で
退廃色に促す、応えを
判らないんだ
何故?としか
血と肉を混ぜ込んで腸ずめにした
ウィンナーを口にしながら
惜しむんだ
分かち合えた時を失い
今に至る私に
分かちあえる時を促す
誘いに戸惑っている事に
血を肉を
骨に渇きを
愁いに赴きを
施されたならば合わせを
白菜とベーコンの鍋に残った汁で
平べったいスパゲティを絡めて食べるのがオッなように
合わないとか合うとか
苦手とか嫌いとか
そうした次元の問題では無いんだ
だから
とても慎重に大事に取り組むんだ
- 嫌われてもいいんだけどね -
人生闇鍋、其れイイ!