Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


寒い別れ


こんな夜だった
二人が別れを告げたのは
あなたには責はない
私にも責はない
ただ流れていく時間がかみ合わなかっただけ


今までの二人は何だったろう
そこには何も偽りもなく
真実の愛があるだけ
少なくとも私はそうだった
あなたはどうだったの


きれいな瞳をしたあなた
それが少し悲しげだった
それだけでよかった
私を見送ってくれたのね
もう何も言葉はない


いくつ季節を見送ったか
春の桜 夏のひまわり
秋の銀杏 冬の風花
あなたと行きたかった
季節を追いに


さようならは言わなかった
きっともう会えないあなた
強く手を握りしめて
一人地下鉄の階段を下りていく
ホームに足音が響く


夢のような時間ってどっちだろう
あなたとじゃれあう時間
あなたと別れた時間
どちらかにすがりたいのだろう
今 心に風が吹く


あなたとの思い出の品を残しておこう
そしていつか捨てる日が来るだろう
その日が来なくて怯えても
空っぽになった心から
思い出を風に飛ばそう




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