<新番組>刑事ゼロ 感想文
- カテゴリ:テレビ
- 2019/01/11 15:02:04
<新番組>刑事ゼロ 第1話
テレビ朝日 木曜夜8時~
▼どんな作品?
「京都府警に時矢あり」と謳われた捜査一課の刑事・時矢暦彦が、ある事件の犯人を逮捕する際
ビルから転落し、命は取り止めたものの刑事になってからの20年間の記憶をなくしてしまい、
それを隠し新人女性刑事の佐相智佳と協力しながら、事件を解決していく1話完結型刑事ドラマ。
初回は2時間SPで、2回目の次回も何故か拡大スペシャル。
TVerとテレ朝動画にて放映後1週間無料見逃し配信中。
▼京都府警
東映制作の刑事ドラマの新シリーズ(2作目があるかどうかはまだ分かりませんが)で、
例によって舞台は京都。
東映の刑事ドラマで京都が舞台の作品が多いのは、やはり撮影所の関係なのでしょうか、
それとも相棒の世界観とバッティングを避けるためでしょうかね。
科捜研のSPに時矢が出演していたように、木8枠の東映ドラマはよく
他の東映ドラマとコラボしたりするのですが、相棒はまったくコラボしませんよね。
最近放映されたもので、京都が舞台の東映ドラマは、「科捜研の女」「遺留捜査」
「スペシャリスト」そしてこの「刑事ゼロ」。
遺留捜査は東京が舞台だったのが京都に移り、スペシャリストはその逆でした。
これだけあると、結構面倒なことになりますよねw
特に「科捜研の女」の土門と「刑事ゼロ」の時矢は同じ捜査一課の所属ですよ。
また最終回あたりに次に始まる科捜研とコラボしてくれるのかな?
どうせなら大阪舞台でもいいじゃんと思うのですが、だめなんでしょうかw
▼巨大化する香の図
今回は、主人公の時矢が記憶を失ったくだりと、退院して復帰後、新人の佐相と初めて組んで、
香道の香の図と呼ばれる模様が現場に残された連続殺人事件を解決するも、
佐相に時矢が記憶を失っていることがバレてしまうというお話が描かれました。
2時間スペシャルで、京都らしい文化や場所を絡めた大胆な連続殺人事件で、
戸田山っぽいプロットだなと思ってたらやっぱり戸田山でした。
現場に香の図が残され、それが次第に大きくなっていくというのは非常に面白かったのですが、
犯人が4人全員殺す動機がちょっと薄いのと、そこまで凝った見立てをする必要が
実はまったくなかったというのもちょっと引っかかりましたね。
ちなみに私は非常に鼻が利く人間なので、香道には向いていると思います。
やったことはないですけどねw
▼生まれたて?
公式サイトのイントロでは、記憶を失った代わりに生まれたての赤ん坊のように知覚が鋭敏になり、
生まれたての五感と洞察力で事件を解決していく…とあるのですが、
初回見た感じちょっと違うんですよね。
最後のあたりでは、記憶は失われたわけではない!とか言われてましたし。
しかも完全に記憶が失われたわけではなく、ないのは刑事になってからの20年間の記憶で、
交番勤務だった巡査時代のことは覚えているのです。
これは企画の段階と少し内容を変更せざるを得なかったのかなと思いますね。
やはりスマホ1つ操作できないでは、刑事以前に生活していくのに困りますからね。