んが
- カテゴリ:小説/詩
- 2019/01/14 02:35:17
一つの樹出来なく
 沢山の樹が混ざり合った
  その中の二本の枝に支えられ
    篭は守られていた
 大水が覆うとも日照り続きの時が過ぎようとも
  篭は上空で水に浸される事無く
  陽の光が強くても樹が染み出す汁で潤しながら
   只 在り続けた
  
   叶えて欲しいものはなぁに?
   望んでいるものはなぁに?
 破壊だろうが狂気だろうが全て叶えるよ?
  篭は過去と特に親しく
  未来は或る意味上我が身だけど
   簡単なの
  樹達に認められ 篭の封じ込まめられた
   夜鳴鳥を開放すれば
  其の願いは叶える 
   其の想いは敵える
 が 代償に助けてもらったわけではないので
   存在していたという其の定義を貰う
  足りないものが多すぎるんだ
   スパイスにしてもさ
  煮込むのに足りない時間
  仕込むのに足りない時間
   
  補えるのはなぁに?
  届けたいのは?
  世界が破滅しても
  足元がよろけても
  交通機関が無くなっても
  人々が段松を咽び叫んでも
  微笑みで要られるのは
    其の希を叶えるという心地良さに
      委ねつ真っ当するから
  届いて 届かなくていいよ 
   叶えて 叶わくてもいいよ
 只現実と非現実の中で
  彷徨い続けるのに終りが来るなら
  -      ?-
  そう 口にする.


 
		






























