アムステルダムの街歩き
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2019/02/01 05:31:12
先の旅日記の続きです。
博物館の中のショップで、『アンネフランクの日記』日本語版とドイツ語のガイドブック、そしてアンネ・フランクのポ-トレイトを一枚購入。文春文庫で980円ですが、この博物館では16ユーロぐらいしました。倍以上の値段ですが、でも、ここで買っておきたかったのです。
博物館を出たら、小雨が降っていました。傘をささなくても、いいような雨。今の気分そのままに、少し濡れながら歩きます。
博物館から運河沿いに歩きながら、花市があるムント広場に向かいます。でも、真冬ですから、花市というより、球根市。チューリップだけでなく、アマリリスやヒヤシンスの球根が山盛りになっています。でも、この時期に植えても、春までに咲くのでしょうか。日本なら、チューリップは12月前までに植えるものですが、オランダは冬が長いから、今でも、まだ間に合うのかも知れません。面白い商品として、盆栽スターターキットというものを見つけました。蓋を開けて、水をあげれば、盆栽の苗が芽吹くのかもしれませんが、しかし、苗が盆栽らしくなるまで、何年かかると思っているのでしょう。写真のような形になるまで何十年もかかるようなものを、「スターターキット」と称して良いのでしょうか。
もうひとつ面白い商品。それは、大麻育成キット。つまり、マリファナ。オランダでは、マリファナの所持は、一定グラム以下までなら、違法ではないのです。だから、こんな育成キットも販売されているのですが、しかし、これをお土産に買って帰ると、日本ではとんでもないことになります。アムステルダムでは、コーヒーショップというお店をたくさん見かけますが、ここはコーヒーを飲むカフェではなく、マリファナや合法的なドラッグを販売し、その場で「味わう」ことができるお店です。オランダは、安楽死の合法化など、いろんな面で「自由」な国なのです。
レンブラントの『夜警』に描かれた人物が、そのままのポーズで銅像になってレンブラント広場まで歩いて、そこからトラムに乗って、宿の近くまで戻り、夕食用にサンドイッチと飲み物を買って、ゲストハウスのカフェで、この旅日記を書いています。
明日は、ヴァン・ゴッホ美術館を訪ねます。
マリファナは、オランダでは、アルコールに近い位置づけなのだと思います。
アルコール中毒になってしまう人もいるけれど、
だからと言って、アルコール販売を禁止するよりも、
個人の自由の方を尊重するわけです。
ヘロインとか言った常習性・依存性の強い薬物は、もちろん禁止です。
カフェを経営しているようなゲストハウスは、
持ち込み禁止だと思いますが、
ここは、カフェを営業しているわけではないので、
朝食の食堂を兼ねたラウンジに、
外のスーパーマーケットで買ってきたものを持ち込んで、
こうして夕食をしています。
ちなみにラウンジ常設のコーヒーは、
お金を払わなくてはいけません。
今日の夕食は、オランダ名物、
ヘリング(新鮮な生のイワシに玉葱の微塵切りが乗ったもの)と
フェタチーズのサラダ、
それにワインのハーフボトルを買ってきて、
こうやって食事しながら、今日の記録を書いています。
これで、だいたい9ユーロぐらい。
日本円だと1200円ぐらいです。
常習性があるドラッグを「味わう」ことができるなんて、自制心の強い国民なのでしょうか?
ゲストハウスのカフェでは、飲食物の持ち込みOKなのですね^^