Nicotto Town


うみきょんの どこにもあってここにいない


きらきら、板橋区赤塚の郷土資料館その1

仮想タウンでキラキラを集めました。

2019/02/04
キラキラ
集めた場所 個数
おしゃべり広場 10
教会広場 4


きらきら…
あぶない、時刻は23時40分、あやうく、とりそこねるところだった(笑)
すみません、今日はもう時間がないので、
ほかで載せるように書いた文章を貼り付けます。
いつも、読んでくださって、ありがとうございます。
おやすみなさい。

・・・・・・・・・・・・・・
 どうやって見つけたのだろうか。ネットの検索で、板橋区立郷土資料館で「再発見!いたばしの遺跡~いたばしの旧石器時代・縄文時代~」(平成三十一年一月十九日─三月二十四日)という催しがあるということを開催のだいぶ前、おそらく去年知った。会期中なら比較的簡単に見つけられるけれど、その前だと、ちょっと引っかかりにくい。会期前の後日もう一度試してみたが、なかなか探し出せなかった。縁があったのだろうか。見つけることができてよかった。
 板橋区立郷土資料館は、赤塚城跡、赤塚溜池公園に隣接している。赤塚はかつてわたしが住んでいた街でもある。自分のことなのに、大雑把にいってしまうが、十年ほど前、十年ぐらい住んでいたのではなかったか。
 特に近くにある赤塚植物園は、毎週のように出かけていた。だが、郷土資料館のあるあたりは、数えるほどしか訪れたことがない。郷土資料館にいたっては一回入ったぐらいではなかったか。あの頃から縄文などに興味があればなあと、また思う。縄文時代に興味を持ったのは、ちょうど赤塚を引っ越した直後だった。けれども、まだ行ける範囲にいるうちでこれも、よかったと思う。
 ともかく、二月になってすぐ、比較的陽射しで暖かく感じられるある日に出かけてきた。
 うちからだと、千代田線・副都心線の地下鉄ルートが便利だ。この副都心線は、赤塚にいる最後の頃に出来た比較的新しい路線で、今回、電車に乗っていても途中駅までは、あまりなじみが無いことが、すこしおかしかった。北参道、東新宿、雑司ヶ谷…。なじみのある場所に行くのになあと。池袋を過ぎたら、なつかしい駅名が続く。千川、小竹向原、平和台を過ぎたら地下鉄赤塚。
 あちらがわの出口が、わたしが家に帰るのに使っていたほうだなあと、感慨にふけりながら、逆の出口へ。郷土資料館までは、実は二キロ以上ある。途中の植物園に行くのにも、自転車でしか行ったことがない。徒歩で行くということは、すなわち、もはやここの住人ではないということなんだなと思う。それでもいつもみたいに地図を確かめたりすることがないから、ゆかりがある場所、ともいえるのだけれど。
 ほぼ十年ぶりなので、店などは変わっていたところもあったけれど、全体的な印象としてはあまり変わっていない。今住んでいる場所と、どこか似ているなあと思う。比較的緑が残っているからか。それもあるけれど、周りに高い建物がないからだろう。
 愛猫のべべのかかりつけの病院があった。もう危篤状態です。こちらではもはやなす術がありませんといわれるまで、通っていた…。すこし思い出すのがつらかった。もう十年以上前なのに。けれども、こうしたことも含めて、受け入れなければならないのだろう。この病院へ来るとき、今歩いている大通りからではなく、暗渠となった川の上を自転車を走らせてきていたのだった。その緑道も確認する。

 東京大仏の近くの大仏蕎麦のお店。かつて、なぜかわたしの案内で、赤塚植物園、東京大仏を巡る句会を開いたことがあり、その昼食をたべたところでもあった。案内の電話番号、以前は〇三がなかったが、今はちゃんと市外局番から始まっている。変わったのはそれだけだ。いや、それが変わったということなのだろうか。おいしかったなあ。
 大仏蕎麦の近く、郷土資料館にゆく前に、途中にある赤塚植物園へ。毎週のように行っていたなあと思っていたが、考えてみたら二月のこんな時期には、訪れたことがない。花が少ない季節だから。けれども、絶対に寄ろうと決めていた。大好きな場所だったから。
 入ってみると、たしかに花が少なかった。まだ梅も咲いていない。睡蓮池がむきだしといった感じで、冷たげな水を湛えている。はいってすぐに、赤い実が目についた。ピラカンサスに似ているなあと思ったらヒマラヤトキワサンザシとあった、花のような赤。咲いているのは、福寿草、水仙、椿ぐらいだった。けれども、黄色い福寿草が、地面に鮮やかだった、そして、案内板で現在見頃のものとして提示されていた、タラヨウの赤い実。
 タラヨウというのは葉っぱの裏に傷をつけて字を書くことができる樹木で、その縁で郵便局の木にもなっているもの。葉書の語源という説もある…ということは知っていた、というか、ある詩人の方に教えてもらっていたのだが、赤い実がなることは知らなかった。タラヨウの実は、さきほど見たヒマラヤトキワサンザシほど派手さはないが、赤さが奥ゆかしいようで、やさしかった。冬にともった小さなぬくもり。
 ニリンソウはまだ芽すら見つからなかったが、板橋の花だったなあと、姿を思い浮かべながら、植物園を後にし、今度は不動の滝へ。不動の滝公園となっているが、通りから見ることができるところだけのぞいた。わたしが住んでいた頃から、水量が少ないと思っていたが、それ以上に少なくなっていた気がする。今住んでいるところの近くにもやはり不動の滝(喜多見不動)がある。不動の滝つながりなのかしらと、ふとくっつけてみる。そういえば、植物園でもらった「みずみどり」という小冊子に、荒川と武蔵野台地との間の高低差、崖下から染み出る湧水のことが書いてあった。うちの近くの国分寺崖線とおんなじだ。川の近くの崖下というのは、湧水が染み出るところなのだなと、あらためて思う。

(明日に続く)




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