き
- カテゴリ:小説/詩
- 2019/02/09 01:47:36
逸脱出来ない刃が
向けられても怯まない恐れない
意志を抱いているなら
今 此処で ほら
解き放ちなさい
彼方が盛っているもの
私がもっているもの
擦れ違っても呼び合っている
何処にも無いし
此処にも無いし
其れでも 判ってる
其れだけでいい
充分でしょう?
もう 守る必要も
守られる必要も
無いのだとしたら
私達 どう在ればイイ?
自在に操る人形は此処で
其の糸を切られて
只の玩具になるのか
其れとも廃棄されるのか
其れさえも分らないのに掌を見せる
訳などないでしょ?
だから せめて 其の背を貸してよ
ほんの一時 寄りかからせて
- 夢を現実に叶えたいから -
そしたら 又 一歩踏み出すから
生きようと思えば生きられる世界で
死に急ぐ世迷いの魂に
見せ閉めるほんの一瞬に
力を帯び 叫ぶの
荒ん限りの私という叫びが
震える事無く終わるのだとしたら
笑ってよ 微笑んでよ
幻に閉じ込められる前に