今日は、フットサルの試合をする予定だったが、数日前に、寒くて雪が降りそうだから、中止にするかという話になった。沖人君は、せっかく、新宿にコート借りているんだから、みんなで雪合戦をしようと提案をしたが、全会一致で却下され、今日は一日閑になってしまった。

炬燵に入って、ごろごろしながら、先週、香川県人会の人が持ってきてくれた1月の県内ニュースを見ていた。新成人100人へのアンケートの結果が載っていて、100人中、97人が香川が好きと回答。どの都道府県でアンケートしてもそんな結果だろう。

香川を好きな理由のトップが圧倒的多数で「うどん」だ。2位以下は「暮らしやすい」、「家族、友達がいる」、「のんびりしている」など、他県でも通用する理由。香川県人の頭の中には、うどんしかないことが、若い世代でも証明された。

昔の人は「小人閑居して不全をなす」と言ったが、その通りのことが起った。最近、キラキラ星を集めに行ったらイベント広場で動きが遅いな、信長の野望も遅くてゲームにならんと思っていたので、閑だし、パソコンのメンテナンスでもしてみようと思った。

スタートアップの設定で常駐ソフトを減らしたり、使ってないアプリを削除したりしていたら、Wifiがつながらなくなり、スピーカーも鳴らなくなり、パソコンが唯の箱になってしまった。

こういう時は、むきにならない方がいい。雪が降っていたので、家に籠ろうと思っていたけど、パソコンのことを忘れようと、ジョギングに行くことにした。走っている人はほとんど見かけず、切株のスナフキンは行方不明で、池のカモも岸に上がり丸くなっていた。

走っているときの服装は真夏と一緒だ。人間の適応力は素晴らしい。マロンクリームが少しの温度の違いで固くなったり柔らかくなったとのと大きな違いだ。しかし、夏には汗が噴き出したが、今日は、走っていたら鼻水が出た。

折り返しの荻窪に、うどん屋さんが1月にオープンした。香川県民の性で、うどん屋を見たら、入らずにはいられない。お昼時だし、ちょうどいい。お店には、若い人もいれば、年配の方もいる。一人客やご夫婦、家族など幅広い世代が入っているおしゃれなお店。

お店の外にあった黒板に1600円→1080円と書かれていたので、当店お勧めNo1の極上の肉うどんを頼んだが、庶民の味方讃岐うどんとA5ランクの和牛を組み合わせるのは、コンセプトが間違っているのではないかと思った。

食べ終わりレジに行くと、1728円になりますと言われた。関西人であれば、1080円とちゃうのというところだが、のんびりしている香川県人だ。首を傾けたが、1728円を払った。

外に出てもう一度確かめると、黒板には、1月22日から3月31日まで極上肉うどん1600円→1080円と書かれていた。平日のみとは書かれていない。関西人なら、店に飛び込むところだが、のんびりの香川県人だ。肩を落として走り始めた。

高校の学食のうどんは80円だった。1か月分のうどん代じゃないか。何が、東京讃岐うどんだ。福岡信州味噌や神戸石狩鍋みたいな変な表現だ。チラシに、うどん天下一決定戦東日本第1位!と書かれていたが、稲庭うどんや加須うどんは何をやっていたんだ情けない、西日本だったら第3万位だと心の中で毒づきながら、寒空の中を走った。

700円を損したみみっちい気分とともに、店員さんに何も言えなかった小心者の自己嫌悪で足取りが重い。ジョギングの途中に、パン屋に入り、香ばしいにおいを嗅ぎ気分を落ち着かせた。

食パンを買ったが、チョコレートのパウンドケーキが1300円で売られていた。家に帰って、パウンドケーキを焼けば、700円を取り返せるんではないかと思い、足取りが軽くなった。

クーベルチュールチョコの備蓄があり、チョコレートケーキにしてもいいが、不可思議な気象現象が続いている。不可思議な現象が起こり、週末には食べきれないくれいのチョコレートがやってくるかもしれない。違うものにしよう。

ほんの少し前に、人参のパウンドケーキが焼きあがった。バターを使わないヘルシーケーキ。明日もスイーツを作って、1728円を取り返そう。