Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


さざ波


幾度となく寄せては返す波
波うち際を歩いた
あなたと固く手を握り締めて
緩めることはなかったろうか
今はわからないけど


沈んでいく夕陽を
二人で見ていた
肩寄せながら
愛を感じながら
それを信じていた


そんなことを思いながら
薄暗い部屋の中で思う
あなたの手が嬉しかった
あなたの背中が嬉したっか
負担になっていたのだろうか


愛の傷は深く
赤い血を流す事はなくても
心の涙はあふれて止めようもなくて
いつ眠りにつくのだろう
夜を忘れた鳥のように


いつかあなたのことは消えていくのだろうか
そんなことは考えたくないけど
いまはまだあなたの愛を信じているけど
時と共に消えていくのだろうか
さようならさえ言わずに


辛くても明日はやって来る
歯車の様に押し出してくる
あなたの行く先はわからないけど
私は私で歩いていかなければならない
ほどけた愛をなびかせたまま





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