Nicotto Town


おうむたんの毒舌日記とぼうぼうのぼやき


ほっかいどいんこ いんこお宝本にまつわる話その2

ニフティのいんこ部屋に出入りするようになっ
てしばらくするうち 近くに住んでいる人と友人
になることができた。
もともと いんこ好きという同士、意気統合する
のは早い。ほどなく1度会いましょう、という
ことになったヽ(^^)/やっほ~。

お互いの都合をすり合わせ とある平日の午前中
のとある駅の改札口で待ち合わせ、ということ
になった。
しかし、ネットで知り合った者同士、当然 お
互い顔を知らない。 私はすかさずお宝本の
「かわいいインコの写真集」を目印にしよう
と申し出た。
なにせ絶版本である。他にそんな本持ってうろ
つく人間なんかいないに決まっている。こんな
いい目印ほかにない、というのは建て前。正
直にいうと 自慢の本を一刻も早く 友人に見
せたいという邪な気持ちがあったことは否定
できない(^^;。

当日 ほぼ約束どうり駅の改札口に降りたった
私は 自分がとんでもない状況に陥ったことに
顎然とした。
平日のラッシュアワーの時間である。駅には
人がうじゃうじゃ集まってきておったのだ。
こ、この群衆の中で「かわいいインコの写真
集」を抱えねばならんのかよ....(ーー;。

が。目印がなければ 友人とは出会えない。
しかも 自分から申し出た目印である。
自慢したいなどど思ったことが墓穴を掘った
んである。自業自得だ。

意を決して 本を取り出す。見えなければ意味
がないのだから、と不本意ながら 群衆に向け
て本を持った。コソコソできないのが これま
た悲しいではないか(T_T)。

「早く見つけてくれ~」と思ったのはいうま
でもない。針のむしろ、の心境だ。と。
「あらっ?まあ なつかしいわ!」
背中の方から声がする。振り替えると そこに
10ウン年ぶりの知り合いの顔があったのだ。
(ーー;なんでまた こんな時に限って こん
な所で こんな状況の中、出会わなければ な
らんというのだ(T^T)?

本は しまいこんでしまいたかったが それは
できぬ。頭まっしろの数分間がすぎた。

彼女は列車の時間だといって 立ち去って行っ
た。本のことは 一度も尋ねずに。
尋ねられても説明に困るが 尋ねてくれないの
も 更にまずい状況でないかい?等と悶々と
しながら「かわいいインコの写真集」をかか
え群衆の中、孤独であった.....。

友人が見つけてくれた時は ほんと うれしか
ったなんてもんじゃない。
が。すっかり仲良くなった頃、
「小脇に抱えてくれてても わかったと思う」
とぼそっと一言。
そんなの 先にゆうてくれっ!(笑)

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2019/03/01 20:11
 なつかしいお友達と新しいお友達に会えたのも、かわいいインコの写真集のおかげw



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