Nicotto Town


おうむたんの毒舌日記とぼうぼうのぼやき


ほっかいどいんこ フォーミュラーに懺悔その1

フォーミュラーってのは いんこの雛やら病鳥用に
流動状にして与えることができる 粉末えさで 外国
から3年程前から 輸入が始まった商品、だと
思う。ま いんこ用の粉ミルクといえば わかりやす
いかもしれぬ。
最近では 少しずつではあるが いんこ用ペレット
(要するに猫のカリカリの鳥バージョン)と共に地方
のペットショップでも入手できるようになってきている。

話は その3年程前、の時点のことである。
私が いんこを連れて 行きつけの動物病院に
行った日のコト、だ。

動物病院といっても 近所の小さな病院で患鳥は
うちのいんこの他に せいぜい 数軒程度であり
鳥に対する治療は 投薬のみという こじんまり
した病院である。
が。この病院の獣医さんの良い所は そーいう現
状を隠さず話してくれる点であり、投薬の薬品名ど
ころか メーカー名まで教えてくれたりするし 自分
の手に負えない時は すぐ他の病院紹介してくれ
るしとにかく 飼い主として話がしやすい獣医さん、
なんである。

話を元に戻そう。
とにかく 連れて行ったいんこ診てもらって 他に患
蓄さんもいなかったので 恒例の(笑)鳥談義が始
まった。
「そうそう、先日、東京の学会に行ってきたんだよ。
で。久しぶりに仲間にも会った時、どこぞの外国の
メーカーが日本で売り出すいんこ用のえさのサンプ
ルをわけてくれたんだよ。試してみる?」
そんな うれしい話 飛びつかぬ訳がない!
「是非 試してみたいですっ!どんなんだろう?」
ワクワクしている私の前に 先生は ドスンと
薄汚れた片栗粉の袋を置いたんである。
「これ。」
「これ・・・ですか(唖然)。」
「先生 これを一体 どうしろ、と?」
「うむー、とりあえず 訳してみっか(--;」
袋の表面に説明らしきものが 書かれている。ん
が。当然 英語なわけで。先生とて 訳す気力は
今まで出なかったに違いない(気持ちはわかるど
>先生^^;)
「え~と。飲み水を用意し フォーミュラーをいれ
かきまぜる。それを鳥に飲ませる・・・・(--?」
「の、飲み水?これ ぶっこめっていうんです
かっ???」
「・・・・・(注 先生も理解できないで混乱してる)」
今思えば たぶん waterとかdrinkとか書いてあ
ったのを 飲み水と訳したから 混乱したのだろ
うコトは わかる。
しかし、当時は。いんこのえさといえば 皮付き
餌だの いかの甲だの 塩土だの、なんであり、
病院でビタミン剤でももらって 飲み水に2,3滴
いれてやったら 上等の飼い方だったわけで。
こんな片栗粉を飲み水に ぶっこむなんて 考え
つきもしなかったのは 当然である。
ま それでも、だ。ビタミンを水に添加するっての
は あったわけだから。気を取り直して 私は尋
ねた。
「どんだけ 飲み水に溶かせばいいんだろう?」
「えっと 水200gに50gくらいの勘定って書いて
る・・・・」
「50g---っ!?先生、それじゃあ溶けるわけ
ないよぉ。下に沈殿してしまうよ。」
「でも そう書いてある・・・」
「先生、わかった。とりあえず 納得したことに
するよ。でもね、うちのいんこ達 飲み水で
平気で水浴び始めるんだよ。
こんな水置いておいて 水浴びしても 平気と思
う???」
かわいそうな先生は 内心 おまえんとこの鳥が
飲み水で水浴びするのまで知らんがな、と思った
に違いない。が たぶん 同時に そんな 水で
水浴びした時の惨状も頭をよぎったに違いない。
「・・・・・・・・」
片栗粉を目の前に 獣医さんと私は しばし固ま
ってしまったんである。

「とにかく。栄養のバランスは すんごーく良さそう
だよ。」
先生は 沈黙の場を打破すべく 果敢に英語まみ
れの説明書きの下の成分分析表を指した。
んが。この後、またもや 立ち直りかけた場は
すぐぶっ壊れるのだ。
「完全バランス栄養食なので これだけ与えれば
オーケーです・・・・(T__T)???」
「せ、先生 わかってると思うけど こんな沈殿水
だけで いんこ生きていけると思う?(--メ
飼い主が1日中 かき混ぜてろとでも 言いたい
のかな、このメーカー(怒)」

ここに至って。我々は この へなちょこの英語の
説明を一切 無視することに 合意するに至る。
とにかく 栄養的には すんばらしい代物である
のだけは お互い理解できたので なんとか いん
こが食べてくれる状態を作ることが 第一目的と
なったわけだ。
「えさにまぶすとか なんとか、とりあえず 試して
みてくれる?」
と言いながら この片栗粉の説明書き状態では
いんこが食べれるわけがない判明したので 先生
は 気前よくサンプルの1/3ぐらい 袋にドバドバ
分けてくれたのである、おそらく1Kgは もらってき
たと思う(当然 タダさ^▽^)。

ちなみに。今 フォーミュラーの使い方を知ってる
状態(っていうか 人間の赤ちゃんの粉ミルクと思
ってくれ とでも書いてくれてりゃな(--メ)でこれ
を読むと。あらゆる場面で勘違いしている様は 
まるで 漫才のようであるが。
私と獣医さんの名誉を回復させてもらうべく ゆわ
せてもらえば。当時 このサンプルを全国各地の
動物病院が持ちかえっていたわけで。その中には
今では ネット上でも見かけるような評判の病院も
はいってたように思う。
しかし。私が この片栗粉餌を手にしてから 半年
~1年 情報の早い筈のネット上で この片栗粉
の話を ほとんど見つけられなかった。
要するに。どこの動物病院の先生も 困惑し しば
らく部屋の片隅に押しやってたのではないか、と
密かに私は推測しておるんである。
決して 私とうちのいんこの獣医さんだけが 漫才
状態だったわけではない!!・・・筈だ(^^;;;

とにもかくにも。持ちかえったフォーミュラーは 一
体どうなってしまったのだろうか?この話の続きは
次回更新にて 明らかになる!(笑)(^^/




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