Nicotto Town


シン・ドラマ汁


いだてん~東京オリムピック噺~ 感想文

いだてん~東京オリムピック噺~ 第11回「百年の孤独」
NHK 日曜夜8時~
▼播磨屋騒動
今回は、ストックホルムオリンピックが開催され、開会式と弥彦のレースの模様が描かれました。
何と言ってもこの5日間ほどの話題を席巻したのは、播磨屋役のピエール瀧の逮捕の一件。
NHKでは急遽前回の再放送と、今回の播磨屋のシーンをカット再編集して放映しましたが、
視聴者が気になるのは今後のことですよね。
播磨屋は四三とまさに二人三脚で、マラソン専用の足袋を開発するという重要な役柄。
ストックホルムにこそ行きませんでしたが、前回も本放送ではストックホルムからの四三の
要望に応えて、遅れて出発した嘉納に四三の足袋を持たせるというエピソードがありました。
そんな播磨屋が今後一切出てこないのもおかしな話なので、
代役を立てるのではないかという説が濃厚です。
私が見た限りでは、低視聴率への梃入れとして、市川團十郎(元・海老蔵)という
名を目にしましたが、さすがに現段階では眉唾物ですねw
今後どうなるか、見守っていきたいと思いますが、低視聴率に喘ぐ中、泣きっ面に蜂と見るか、
世間の注目を集める結果となり、ピンチはチャンスとなるか、
クドカンとNHKスタッフの采配にかかっていると思うので、がんばってほしいところです。

▼日本
さて内容の感想に移りましょう。
最初、国名のプラカードを持つ四三が、自分は「JAPAN」ではなく「日本」と
表記しなければプラカードは持たないとゴネた様子が描かれました。
本当か嘘かは分かりませんが、実際日本は「NIPPON」表記でイタリアと
ルクセンブルグの間で行進したので、本当なのかもしれませんね。
今ではすっかりジャパンという名称も浸透し、オリンピックでもJAPAN表記だと思うのですが、
開国してまだ日が浅い当時、JAPANという名前には相当違和感があったのでしょう。
とはいえ日本でも一般的に「にっぽん」「にほん」と呼び方が2つあり、
「日本国」という名前もありますので、案外こだわりのある人は少ないのかもしれません。
こないだチコちゃんでやってましたが、「にほん」の方が後から出来た呼び方なのだそうで、
正式には「にっぽん」なのだと思いますが、まぁどうでもいいんでしょうね、我々は。

▼弥彦の夏
早速弥彦の100mのレースが行われますが、結果は予選ビリでの敗退。
200mでも同じく予選敗退でしたが、当の本人はあまり気にしていない様子。
400mでは同じ組で走る5人のうち3人が棄権したため、手を抜いても2位で、
準決勝に出られるはずだったのですが、全力失踪した弥彦は自ら準決勝を棄権、
弥彦のオリンピックはこれで終わりました。
せめて準決勝くらい出ればよかったのにと思うのですが、
全力を投入しないと気がすまない性分だったのでしょうね。
また恐らく準決勝に進出しても、到底予選を勝ち抜いてきた
海外の選手にはかなわないという思いもあったのでしょう。
それが、100年たっても日本人は短距離で外国人選手には勝てない、
という言葉になったのだと思います。
この弥彦の言葉が、サブタイの「百年の孤独」だったのですね。
事実、10秒を切るような選手は出てきていますが、世界のトップはもっと速い。
確かに今でも黒人にはかなわねーわって気はしますね。
あとはもう、大坂なおみみたいな日本人選手が出てくるのを待つかw
今回珍しく四三の全裸シーンがないなぁと思っていたら、最後に水浴びシーンがあって、
でも腹から下が水に浸かっていて見えなかったので、ホッとしたところに、
弥彦が全裸になってアキラ100%のような姿で水にジャバジャバ入ってきたため、
そうまでして男の全裸を出したいか!とツッこみたくなってしまいましたよw
思うに、他に誰もいなかったので、本来は隠したりはしないんでしょうけどねw
NHKなんで!

▼太陽がいっぱい
これは言うまでもなく、アラン・ドロン主演の映画「太陽がいっぱい」からですね。
原作は小説だったようで、こちらの日本版も「太陽がいっぱい」だったようですが、
小説の原題と映画の原題が違っており、「太陽がいっぱい」は映画の原題を元にしたようです。
しかし意味合いはかなり異なっており、第一日本語で太陽がいっぱいって、
よく考えたら太陽は1個だけなんで意味わからないし、個人的には「白日の下」
というのが映画の原題を一番よくとらえた訳ではないかと思います。
しかしその意味わかんない「太陽がいっぱい」の言葉の力もあって、日本でもヒットしたのかなと。
さすがに生まれる前の作品なので、よくわかりませんけどねw
ちなみにドラマの内容と映画は、あまり関係ないと思います。

アバター
2019/03/22 16:46
こちらこそ、いつも読んでいただいてありがとうございます。
そんなに褒められると増長してしまいますので、そこそこでw
今年は時代が私の苦手な近現代ということもあって、
戦国や幕末のようには調べないで書く方針なのですが、
どうしても次回のサブタイの元ネタがよくわからない時には調べちゃいますね。
チラ裏に書いているわけではないので、いい加減なことは書きたくないですからねぇ。
アバター
2019/03/22 05:25
楽しく読ませていただきました。

最近は、「いだてん」の視聴のあとに、
ここの日記を読ませて頂くのが、日課?となっております^^

何故かというと、細かいマメ知識が散りばめられていて、
二度美味しいといいますか、するめのような味わいな文章で。


ほんとに、おまとめになって、
ガイドブック的に売りだしたら、真っ先に買いたいななどと妄想中です・・・はい^^



月別アーカイブ

2024

2023

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011

2010

2009


Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.