R12(前編)
- カテゴリ:自作小説
- 2019/04/09 07:04:58
今日子は、テーブルにプロテイン入りの牛乳を置くと、俊彦に、ご飯ができたと声をかけた。今夜のメニューは、おからのハンバーグとチキンのサラダ。先週から俊彦の減量が始まっていた。
ボクサーは、試合の2週間前から減量をはじめ、体重を約1割落とす。俊彦は5kg近く減量しなければいけないが、体脂肪率12%からの減量になり、乾いた雑巾をしぼるようなものだった。
テーブルに向かい合うと、今日子は大事な話があるんだけどと、俊彦に話しかけた。俊彦は、難しい話だったら、試合が終わってからでもいいかと言った。京子は返事をせずに、黙ったまま夕飯を食べ始めた。
今日子と俊彦は、同じ小学校と中学校に通った。中学に入学しゴールデンウィークを過ぎるといくつかのグループができ、新しいヒエラルキーができつつあった。今日子はどのグループにも入っていなかった。
グループのリーダーに調子を合わせたり、おべっかを使うことが苦手だった。今日子へのいじめが始まった。各々のグループで立場の弱いものが、今日子を批判する。弱い者がより弱いものを虐げるようなものだった。
激しいいじめではなかったが、遠足などでどのグループにも入れてもらえなかったり、嫌な仕事があると、今日子さんがいいと思いますと誰かが発言し、皆が同調するような感じだった。
夏休みの水やり当番を決める時だった。男子一人、女子一人が交代で水やりをすることになっていたが、ある女子が、ふざけて、毎日今日子さんでいいと思いますと発言したときだった。俊彦が、「お前らふざけんな。なんでも今日子でいいわけがないだろ。」と叫んだ。
俊彦は喧嘩が強く、学年で番長のような存在だった。それから、今日子への目に見えるいじめはなくなったが、女子の中では無視をされる状況が続いた。今日子が孤立するような時があると、俊彦が俺が一緒にやってやるかと声をかけるようになった。
別々の高校に進み、二人とも地元を出た。大阪の街で偶然に出会った。俊彦が今日子に声をかけ、コーヒーショップに入った。俊彦はパチンコ屋でバイトをしながら、プロボクサーを目指し、今日子は食品加工工場に勤めていた。
デートを何度かした後、二人で一緒に住んだ方が節約できると、俊彦が今日子のアパートに転がり込むような形で同棲が始まった。同棲生活も5年が過ぎ、俊彦はプロテストに合格していた。
プロになっても、ファイトマネーやチケット収入だけで生活をすることはできないが、来週の防衛戦に勝てば、スポンサーが付きボクシングだけで生活ができるようになる。俊彦は、来週の防衛戦のことだけを考えていた。
今日子は、工場の主任に交際を申し込まれていた。同棲している人がいますと断ったが、それでも好きだ、真剣に付き合いたいと引き下がってもらえなかった。
サラダチキンが注目を浴びたのは3年前くらいじゃなかったかな。初めて気づくのが遅すぎます。5年目K君は、お昼ごはんにサラダチキンを食べて、体脂肪のコントロールをしようとしていましたが、今は、吉野家の定期券を買って、牛丼を食べまくっています。K君の方向性があっちこっちに向かっていますので、指導をよろしくお願いいたします。
最近、コンビニのサラダチキンに目覚めました。
ローソンとファミマではちょっとタイプの違うものが置いてあることにも初めて気づいたり。
お昼にたんぱく質を取りたいときに、サラダと組み合わせて食べてます。
でも、茹で鶏が元々入ってるサラダを食べた方が安上がりじゃないかと
ちょっと悩んだりもしてます。なんか沖人さんみたいな悩み方だなw
ハッピーエンドになるかどうか。これからゴジラが襲ってきて、ガンダムと戦う予定です。昨日の朝は、出勤時間で時間切れ。夜は歓迎がありました。今夜、続きの予定です。
さなちゃん
R12で令和を思い浮かべるとは。そんなに、元号好きだったとは知らなかった。さなちゃんなら、「大化」から「令和」まで暗記しているのでしょう。令和の次は、「炬燵」に決定。
mさん
後藤輝樹氏、とても面白い人じゃないですか。政権公約の一つに、「ガンダムやドラえもん、鉄腕アトムのようなロボットを実際に開発する 」があります。一票入れます。
ゆりかちゃん
「付き合っている人がいます」という究極のお断り文句にひるまない主任は、ちょっとどうかしています。自分も、それぐらいの図々しさというか強い心が欲しいです。鈍感さには自信があるので、主任になれるかもしれません。
みーぴこさん
期待してはいけません。竜頭蛇尾という言葉は、この創作小説のためにある言葉かもしれません。構想30分の超大作です。今夜、執筆をします。上司に残業を命じないように注意しておいてください。
環謝さん
思いつきと勢いで書いていて、いつも、読み返さないので、誤字だらけです。主人公の名前も忘れて変わってしまうという適当さです。注意ありがとうございました。
Cherryさん
過去の事例を分析すると、1話完結にならなかったときは、たいてい失敗作です。失敗こそ、人を育てるものです。めげずに頑張って書きます。
今日は1話完結じゃないんですね。
続き気になります。
期待に反して、今日子さんは工場の主任とめでたしめでたし・・・じゃだめかな?
工場の主任さんからのことはしらないんですよね?
今日子さんはそれを言おうとしてたのかしら@@?
気になるところで終わってるーー><
( 所々、今日子が京子になってますよ(*..)(..*)コソコソ ...あと防衛線... )
ちょっとワクワクです♪
沖人さんの物語の展開が興味しんしんですw
今日子さんと俊彦さんの小中学校のエピソードは素敵ですね。
孤立して心が弱っている時に、そんな風に庇って貰えたら、心を奪われるでしょう。
俊彦さん男前vv
このエピソードは、作者様の実体験を基にしたお話だったり?^^
え?!そこで続きますか。気になるじゃないですか!
俊彦さんは試合に勝って、さっさと今日子さんにプロポーズしなきゃ。
工場の主任に取られてしまいますよ~!と、私が今日子さんの同僚だったら伝えてあげたいです。
うーん、でも同棲している彼氏がいるのに引き下がらない工場主任も、真剣に今日子さんを想ってくれる人かもしれませんね。
どちらを応援してよいのか、続き読んで判断したい所です。
次回を、首を長くして待っていますね(*^^*)
選挙後「各地で立候補した変人」の話題の中でも一番私に刺さった「後藤輝樹」(゚д゚)!
痩せる為には有酸素運動でしたっけ?でも、ボクサーは軽量が終わればすぐ太っても良いから
一般人の減量、ダイエットとはレベルが違うらしいですねぇ
毎回名前はどこから来てるのか気になりますが
続きも楽しみにしてますw
今日ここで終わるのは酷でしょう!まだ時間があるから・・・続きが読みたい~~~!
私、時間がないから・・・・