Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


卒業


雨に濡れた傘
雨粒を受けて重い
あの頃は二人でさしていて
重いなんて思わなかった
そう あなたがいたから


季節外れの雨は
暖かさも持ち逃げする
せっかく感じ始めた春なのに
北風の袋をちょっとだけ離して
まだ季節は進んでないことを知る


もう知る由もないのか
あなたの心も私の心も
眠れぬ星に輝く夜に
飛んで行ってしまったのだろうか
それだけが知りたい


もう会えない
もう会わない
そんな感じ音場の羅列をつぶやき
胸から追い出そうとしているのは何
あのたくさんの思い出だろうか


ここから卒業していく私
あなたと歩いた道からの卒業
愛という道筋をつたって来たけど
壁に当たった私たちは何
行く道は同じじゃない


さようなら
もう会うこともないだろう
都会の海に紛れていって
一人歩いていくだろう
永遠のさようならを抱えたままで















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