いだてん~東京オリムピック噺~ 感想文
- カテゴリ:テレビ
- 2019/04/15 16:45:13
いだてん~東京オリムピック噺~ 第14回「新世界」
NHK 日曜夜8時~
▼四三の帰国
先週は選挙特番でお休み、今週より新章がスタートいたしました。
なんだか随分長い間見てない気分ですw
新章の初回である今回は、四三、弥彦、嘉納がそれぞれ別々に帰国した模様と、
朝太が円喬の知り合いの噺家の要望で、弟子としてドサまわりをすることになったお話でした。
まず最初に帰国した四三ですが、日本を留守にしていたたった4ヶ月の間に、
明治天皇が崩御し、次の大正時代が始まっており、恐れていた四三への反応は薄いものでした。
そんな中でも永井の弟子の二階堂トクヨという女性教師は、四三の敗因について問いただします。
いかにも小憎たらしいですが、国内でそういう反応もあったのは事実でしょうから、
はっきり言ってもらってよかったのではないかと思います。
▼弥彦の帰国
弥彦は自費で外遊した後に、悠々と帰国。
旅立った時と違うスーツを着てましたねw
きっと外国で新調したのでしょう。
外国人選手との格差を思い知り、今まで通りスポーツは楽しむだけにとどめておこうとした
弥彦でしたが、そんな弥彦に天狗倶楽部解散という厳しい現実が突きつけられます。
理由は、大正という新しい時代が始まり、スポーツ、
特に天狗倶楽部が愛してきた野球が害悪と言われるようになり、
もう若いとは言えなくなってきたメンバーに、焦りが生じてきたというものでした。
弥彦は日本人が欧米に追いつくためには、スポーツ大国であるアメリカを
研究する必要があると考え、兄に頼んで銀行のアメリカ支店に行こうと考えます。
弥彦の出番はここまででしょうか?
もう彼はオリンピックに関わってこないのでしょうかね。
調べてないので分からないけれど、これっきりってことはないと思うのですが…。
▼嘉納の帰国
弥彦より更にゆっくりとした外遊を追え、夫を亡くした大森夫人とともに帰国した嘉納に
待っていたのは、自分が立ち上げた大日本体育協会が永井に乗っ取られた姿でした。
しかし永井自身が乗っ取ったわけではなく、借金返済のため岸清一という理事を迎え、
更に嘉納の暴走を止めるため、武田千代三郎を副会長に任じたのでした。
正直嘉納は情熱は人一倍あるものの、細かいところにはかなりいい加減な男で、
そのせいで一生かかっても返しきれないような借財を抱えてしまっているので、
この人事は間違っていないと思います。
しかし今度は永井が暴走してしまいます。
とにかく基礎体力の向上が重要であると考えた永井は、マラソンや野球など
ほとんどのスポーツを遊戯と位置づけ、本当に体を作るのは今で言う筋トレや、
肋木などの器械体操のみで、他のスポーツを排斥する運動を全国展開しようとしていたのです。
確かに強靭な肉体を作るにはそういう運動も必要でしょうし、
富国強兵ムードが高まっていた当時の日本では、強い兵士を育てるため、
運動はマジメにするものという考え方が浸透するのも不思議はありません。
ですがやはり、楽しく体を動かすことをやめてしまえば、裾野が狭くなることも確か。
ただ優秀な人材を確保したいと考える人は、マジメに取り組ませたいと考えがちですが、
何かを極めた人は、その楽しさを後続に教えたいと考えます。
つまり本当に優秀な人材を確保したければ、楽しさを教えるべきだと思うのです。
そのへんが日本の教育が根本から間違っているところだと私は思うのです。
▼朝太の旅立ち
一方、まだ円喬から1つしか噺を教えてもらっていない朝太は、
いきなり別の噺家について、ドサ回りをすることになってしまいます。
まるでちょっと育ったところで別の里親に引き取られることになった子犬のように
うなだれて新橋から旅立とうとする朝太でしたが、円喬がギリギリになって駆けつけます。
そして高い煙草を3箱、遠慮する朝太に無理やり投げつけますw
これには日頃図太い朝太も、感極まって泣いてしまいましたね。
なかなかいいシーンでした。
しかし何故円喬は朝太を手放すことにしたのでしょうね。
自分ではうまく育てられないと思ったのでしょうか。
小話の1つも教えてなれないようでは、確かに先が思いやられますからねw
▼お見合い
弥彦と一緒にストックホルムオリンピックの記録映画を見たり、
可児がイギリスから持ち込んだデッドボール(現在のドッヂボール)をプレイした後、
四三は兄からの手紙で急遽熊本の実家に戻ることになります。
そこで待ち受けていたのは、なんとスヤとのお見合い。
スヤは池部家に嫁に行ったとばかり思っていた四三は、慌てふためきます。
しかもお見合いの席にはその池部家の姑である幾江までいたのです。
スヤの夫は体が弱い人でしたから、恐らく四三がいない間に他界したのではないかと思いますが、
何故幾江まで…と思っていたところ、公式サイトの登場人物のところを見て分かってしまいました。
なので次回を楽しみにしたい方は、公式サイトを見ない方がいいですw
▼あゝ結婚
これは間違いなく、1964年に公開されたイタリア映画が元ネタでしょう。
生まれる前の映画なので、もちろん見たこともないですし、ストーリーも分かりませんが、
タイトルからして結婚の話なのでしょうねw
つまり四三、次回いきなりスヤと電撃結婚するのでしょう。
実際30~40代の役者がやってるから、設定年齢わかりづらいよねw
> つばささま
四三がオリンピックで走った時には、夫はスヤと一緒に金栗家を訪問していたので、
それから夫が死に、スヤとの見合い話がまとまったことになるので、
かなりの急展開ですよね。
まぁ実際はスヤは未婚だったので、このへんは創作なんでしょうけどねw
なんか、がらっと変わってしまうのかと思いきや、
お馴染みの面々が登場で、ほっ。
スヤさんとのお見合いは、びっくりしましたが、
ここの日記を読んで、納得しました^^
それからあらすじも書くクセがついてしまいました。
長くなるのでなるべく控えようとは思うのですが、
ここでこう思ったということを書きたい時は、ついあらすじも書いてしまいますね。
また面白い面白くないは別にして、あまり感想がないドラマの場合、
ついあらすじでお茶を濁す場合もありますw(いだてんのことではないですよ)
長文読んでくださってありがとうございます。
見たような気になる 見られなくてもあらすじ気になるから
解説見てからドラマ見たら いっそうよくわかる
!(゚∇゚ノノ"☆(゚∇゚ ...拍手喝采