Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


季節


教会に行ってみた
鮮やかなステンドグラス
聞こえてきそうな聖歌隊の歌
教えを聞く静かな息遣い
そして あなたと歩くはずだったレッドカーペット


思い込みだったのか
あなたはどうだったのか
最後の夜
思いきり抱き締めてくれた
そこから逃げるように走った


切ない顔のあなたを見たくなかった
あなたが追いつくのを感じたくなかった
別れの言葉なんか悲しすぎる
だから聞きたくなかった
だから言いたくなかった


新緑の季節が行ったら
雨の季節がやって来る
あなたはあの傘を使ってくれるだろうか
私が贈ったあの傘を


どこを目指していたのだろうか
あなたと私は
だからこわれたのかもしれない
行方のないままに
足跡さえ残さずに


ああ 季節よ
もう一度私達を載せて
一度だけでいいから回って
そこに残したものが何であれ
目に焼き付けたいから




月別アーカイブ

2024

2023

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011


Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.