島
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2019/05/06 23:30:02
4日は、丸亀市の沖合に浮かぶ本島に行こうと朝早く実家を出た。丸亀駅に着くと、船が出るまでに時間があったので、近くにある丸亀城を訪れた。ちょうど、お城祭りが開かれていた。お城の中だけで、3会場の屋台村が設置され、お城の外の広場にも屋台やテントが並んでいる。
お城の外で一番賑わっていたのは、税務署のテントだった。税金を納めるのは、①警察署、②税務署、③銀行などの三択クイズに応募するとくじを引くことができ、旅行券などがあたる。一番嫌われそうなのに一番人気とは税務署おそるべし。
お城の中で一番賑わっていたのは、キティーちゃんの焼きドーナッツのキッチンカー。まだ、午前10時なのに、90分待ちの大行列。丸亀城の曲輪みたいに、行列が渦を巻いている。さらに、沿道にはキティーちゃんのパレードを見ようと3万人が待っている。キティーちゃんおそるべし。
屋台の讃岐うどんを食べて、天守閣を目指す。全国に12か所残る現存天守の一つであり、石垣がとても美しい。天守に入るとお爺ちゃんに「にいちゃん、そこに靴脱いで登って。」と言われた。半世紀近く生きてきたのに、自分には人生の重みが感じられないのであろうか。
天守からは瀬戸の島々や瀬戸大橋を望むことができ、城下を見下ろすとキティーちゃんがパレードをしていた。天守から降り、石垣の写真をとっていると、おばさまに声をかけられた。「どちからから、いらしたんですか。」
讃岐のおばばなら、普段「どっから、きょったんな。」と言うはずであり、ここで、「高松からです。」と答えると、ご婦人の期待を裏切りそうな気がした。「東京から来ました。」と答えた。嘘はついていない。ご婦人は、「まあ、遠くからいらしていただいて、ありがとうございます。」とニコニコしていた。それでいい。
夕方のうどん大食い大会も見物したかったが、もう一か所の屋台でうどんを食べて満腹になったので、帰路についた。
翌日に、妹夫婦と姪っ子と本島を訪れた。本島は、塩飽水軍の本拠地であり、歴史は神武天皇の東征に始まる。源平の合戦や戦国時代に活躍し、ノスタルジックな街並みが残る。
↓こんな街並み
https://www.youtube.com/watch?v=Qcp6_BnXbOY
you-tubeに人影が写っていないが、GWにも人がいない。歴史資料が展示されている塩飽勤番所(江戸時代の役所)を見学し、見終わったあと、喫煙場所を探してふらふらしていたら、切符を売っていたお婆ちゃんに話かけられた。お婆ちゃんは、「GWやから人が多いわ。今日は24人にも来てくれた。」と言った。24人ですか。キティーちゃんは3万人ですよ。
この番所には、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康からの朱印状が展示されている。豊臣秀長の朱印状には、九州征伐に行くから船と漕ぎ手を用意しろとか、朝鮮に出かけるので漕ぎ手を頼むと書かれ、歴史を身近に感じることができる。アメリカに渡った海臨丸を操ったのもこの島の船乗りであり、アメリカでの日記やお土産が展示されている。
信長、秀吉、家康が束になり、勝海舟、福沢諭吉、ジョン万次郎が加わっても、キティーちゃんには敵わない。キティーちゃんおそるべし。
お婆ちゃんは、人恋しかったのか、なかなか開放してくれない。「あの鬼瓦見て、漢字読める。役場って書いているんですよ。ここは、休憩所になっているけど、昔は牢屋だったところ。そこに、捕り物をするときの道具を飾っているでしょ。」と、あちこちを引き回される。休憩所でお茶を飲んでいる妹が船の時間を気にして、何をしとるんやとイライラしているが、お婆ちゃんは絶好調。
庭のソテツに案内されて、秋にはこの島でも芸術祭が始まるから剪定したいけど、庭師がGW中は休みで来てくれないとか、ソテツには雄の木と雌の木がある。こっちが雄、あっちが雌と教えてくれる。ほら、雄花をみたら、男の人のあれとそっくりやろ。この話を男の人にしたらみんな笑うんでとお婆ちゃんは満面の笑みだ。お婆ちゃん、きっとそれは、男の人は苦笑してるんだと思う。
お婆ちゃんと盛り上がったせいで、帰りの船に乗り遅れた。お婆ちゃんが教えてくれた古民家を利用したカレー屋さんで休憩。メニューは彩り鮮やかな野菜カレーしかない。サラダを出されるとトマトがついているのとついてないのがある。サラダを出しながら、お婆ちゃんが、「トマト切れたから、ごめんなさい。」と一言。ここでも島ののんびりした雰囲気を感じる。
現代アートが島のところどころに展示されていて、女性の一人旅の方も何人かいた。心を癒したくなった時にお勧めです。秋には、瀬戸内国際芸術祭の舞台にもなります。草間彌生の直島もいいけど、こちらもどうぞ。
元気を出して、必ず戻ってきてね。
そして、体調が良くなること祈ってます。
いつも励ましてくれて本当にありがとうございました。
ささめは少しだけ引きこもります。
戻ってこれたらまたお邪魔させていただけたら
嬉しいです。
フルマラソン完走なんてすごいですね!
疲れた時は、旦那さんに甘えればいいと思います。「今日は、疲れたから、ご飯は外に食べにいこ~」、「お風呂で背中流して~」、「腰がまた痛いから、少し揉んで~」と言えば、旦那さんは喜んでお世話をしてくれると思います。普段、ちびっ子の甘えを受けていているので、たまには自分も甘えましょう。甘えさせてくれなかった、讃岐うどんを打って、怒りを小麦粉にぶつけて発散しましょう。
スズランさん
香川県民と丸亀うどんの間には微妙な距離感があります。丸亀うどんが神戸の企業なのと、讃岐うどんというのに、香川に2店舗しかない(少し前まで1店舗)。そして、出汁が関東風で瀬戸内のイリコ出しと違う。そんな香川県民は、心が小っちゃいと他県民から言われていますが、うどんにはこだわりがあるのです。
ゆりかちゃん
是非、本島をたずねてください。本島の笠島城は天霧城主・香川氏の一族である福田又次郎の居城。長曾我部元親の侵攻により落城しました。島津家久も立ち寄ったと言われています。その笠島城址脇の道路に井戸があります。お寺のお墓にお参りするときに使っているらしく、今でも使えます。縄の先にバケツがついていて、バケツを井戸に投げ入れて引き揚げて水を汲みます。井戸の上にかかっている竹で編んだ巻き簾を外して、投げ込んでください。だ~れもいないので、汲み放題です。近くで井戸を汲もうと思うと、虎ノ門の金毘羅神社に手押しポンプで汲むポンプがあったと思います。井戸掘り工事が20万円位、手押しポンプが10万弱位ですね、近所に掘ってもいいかもしれません。
たまちゃん
サンリオピュローランド以外での初めてのパレードというプレミアがついていたのかもしれませんが、キティの45歳の大人の色気に皆さんメロメロなんでしょう。出生の秘密を探ってみたところ、サンリオがスヌーピーに対抗しようとして生み出したものとありました。たまちゃんの敵対陣営です。長く愛されるという特徴はスヌーピーと一緒ですので、良きライバルなのでしょう。
つくづく思いました^^
おばあちゃんたちの勘はきっと鋭いから、そういう人を見分ける能力が備わっているはず。
確か、4月末の東急本店前にも、キティーちゃんの焼きドーナツのフードトラックが
出ていたと思います。
キティーちゃんったら、GWは書き入れ時? 世界中で稼ぎまくってそうですね~♪
丸亀城の逸話を教えて頂き、ありがとうございます^^
三国志の時代にも、氾濫する川を鎮めるため人柱を捧げようとした所
「諸葛亮公明が、人の頭の形に似せた饅頭を代わりに投げ入れた」
という逸話があります。
その逸話が思い浮かんだせいか…
てっきり、豆腐売りを捕まえて、豆腐を穴に放り込んだのかと思ってしまい;;
豆腐の妖怪??と、おかしな想像をしてしまいました。
その豆腐売りが人柱になった、ということでしたか。とても悲しい逸話ですね。
それを聞くと、逆に雨の日は丸亀城には行けません。
怖がりなので~^-^;
井戸の汲み上げってやったことがないので、一度体験してみたいです♪
ドライブしていると店舗を見かけますよ(*^^)v
キティちゃんパレード見れて良かったですね!
朱印状も楽しそうです。
心を癒したいです・・・・・^^
「知的でダンディーなお兄さん」と呼ばれたら嬉しかったと思います。ジーンズにパーカー、リュックを背負って髪もぼさぼさだったので、「にいちゃん」と呼ばれても仕方がありません。成田からジェットスターのLCCが飛んでいるので、平日出発にしたら片道1万円かからないと思います。GW中も片道1万5千円位でしたのでお得です。四国にお越しの際には、旅行プランを提案させていただきますので、ぜひ、ご用命ください。
ゆりかちゃん
丸亀城をたずねる際は、雨の降る夜をお薦めします。しとしと雨が降る夕暮れに豆腐売りが丸亀城の作事場付近を通っていた時に、人夫が豆腐売りを捕まえ、穴にに放り込み、丸亀城の人柱にしました。それ以来、雨の降る夜は豆腐売りの怨霊がトーフ、トーフを泣き続ける声が聞こえるという丸亀城人柱伝説があります。残念ながら、瀬戸内式気候の香川は、滅多に雨が降りません。梅雨時がお勧めです。他にも、石垣を築いた羽坂重三郎が機密を守るために二の丸井戸に突き落とされたという伝説もありますが、そんな伝説より、二の丸井戸は深さ65m、これを毎日汲み上げるのは、パワーリフトの選手でも大変だなと思ってしまいました。
寧々こさん
キティーもキティーだが、ドーナッツに90分も並ぶ丸亀市民の方が信じられない。ネットで見たら、楽天で買えました。3万人が沿道に並んでいるのもどうかと思う。同じ時間にご当地アイドルが歌っていたけど、観客が20人くらいしかいませんでした。キティーを応援せずに、地元のアイドルを応援してあげたらいいのにと思ってしまいました。
さなちゃん
姪っ子と一緒に寝たよ。しかし、前日にジョギングをして疲れていたので、姪っ子より先に寝ました。姪っ子の創作小説を読んだら、ブラックさに思わず噴き出した。3行でまとめると、スズメとニワトリはとっても仲良し。楽しく遊んでいたのに、ニワトリは親子丼になっちゃったという話だった。小学生の発想は面白い。
ゆみさん
子供が小さいと車の方が便利ですね。フェリーだと、松山ー小倉とか徳島ー新門司が出ています。広島観光のついでにしまなみ海道とか、倉敷観光をして瀬戸大橋経由でも四国に入れます。古いですが、2009年の丸亀城祭りの大会では、「大人の部では、5分間で18玉を完食した大阪市の仲山沙織さんが男性に混じって大健闘し、一位に輝きました。」とありました。
常々主人と、香川にうどん食べに行きたいねって話してます。大食い大会、気になりますw
お婆ちゃんに大人気ですねw
久々の姪っ子ちゃん、ちょっとおじちゃん離れしちゃったのかなぁ?(´・ε・̥ˋ๑)サミシイ〜
誰とでもコラボしてしまうの
昔昔の、横向き赤色のキティが好き
丸亀城、すごい賑わいですね!
でも一番の賑わいが、お城とは全然関係ないキティちゃんって…
京極くん(←丸亀城にいるゆるキャラ)が泣いちゃいます~。
お爺様世代から見たら、沖人さんはまだまだ「お兄さん」ですね^^
私も子ども扱いされる時がありますが、人生の大先輩相手では致し方なし。
天守からの眺めも美しそうですが、ここでも皆の視線はキティちゃんが独り占めでしたか?
本島の映像も拝見しました。
京都とはまた少し違いますが、趣のある街並みが素敵ですね。
お散歩するだけで楽しくなりそうです♪
24人VS3万人ですか~^-^;
私はキティちゃんはサンリオピューロランドでいつでも会えるので、塩飽勤番所のほうに行ってみたいですよ。
秀吉の朱印状、興味深いです。
沖人さんは、姪っ子ちゃんだけでなくお婆様にも老若問わずモテモテですねv
船の時間に遅れてしまうほどの盛り上がるとは…羨ましい。
私は歴史館で学芸員さんを捕まえても、質問が終わったらさっさと仕事に戻ってしまいます。
島ののんびりした雰囲気も、沖人さんの親しみやすいお人柄も感じられる日記でした(*^^*)
こんな遅くに すっかり読みこんじゃいました。
明日が心配です(◞‸◟ㆀ)ウーン
とてもほのぼのしていていいですねぇ~
私は33歳で 「そこの学生さん」と言われてウキウキでしたが
男の人は 「にいちゃん」 は嬉しくないのでしょうか?
そのお婆さんのお話も聞いてみたくなります。可愛いですねぇ♪
あっ、ソテツはパスでお願いしますw
四国は愛媛県しか行ったことがないので
今度は、高知や香川も行ってみたくなりました。
楽しいお土産話を ありがとうございました^^
おやすみなさい☆