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- カテゴリ:グルメ
- 2019/05/10 07:04:32
実家から帰るときには、母に仏壇に供えていた和三盆の落雁を持って帰れて言われた。15cm四方で薄い箱入りなので、小さくて軽いので荷物にはならいないが、落雁を食べたいと思わなかったので、「いらん」と言ったが、強引に持って帰らされた。
不思議に思ったのは、箱の中に入っている落雁の数が41個ということだった。素数だ。6個×6個だと36個、6個×7個だと42個、7個×7個だと49個、41個にはどうしてもならない。
飛行機の中で箱の中の配置を考えていたが、小さい花型の落雁が40個、一辺がその落雁の3倍の大きさのでっかい落雁が1個入って41個という結論に至った。そうすれば、正方形の箱の説明がつく。
和三盆は香川で作っている砂糖だが、かつては、砂糖は高級品で体力の衰えた時に舐めるため薬屋で売られていた。慶長の頃までは、中国、台湾、東南アジアからの輸入であった。
八代将軍徳川吉宗が金銀の海外流出を抑えるために、砂糖の国産を奨励し、平賀源内が故郷の讃岐で砂糖キビから白砂糖への精製に成功した。台湾産の砂糖、三盆に劣らないということから、和三盆と称され、今では香川県の特産となり高級な和菓子に使われている。
この砂糖が江戸っ子の味覚を変えた。平賀源内の発明により砂糖が庶民でも手に入るようになると料理屋、蕎麦屋などでも使われるようになった。
江戸は、明暦の大火からの復興のために大量の労働者が必要になり、各地から労働者が集められた。汗水たらす肉体労働が多く、塩分の補給が必要であり、食べ物には塩辛い味付けが好まれた。
そこに砂糖が登場し、砂糖と醤油のバランス、甘辛の味付けが流行った。関東風のすき焼き、みたらし団子、佃煮、そばつゆなど、濃い甘辛の味付け、江戸の味付けは「甘辛」。
長らく都であった京都には、北国からの昆布、南国からの鰹節が集まり、出汁を基本とした薄味が好まれた。蕎麦とうどんの出汁の違い。
連休明けの火曜日に、700個近いデータの処理をしようと思ったが、一人で作業をするのは面倒だった。部下の6人に割り振って、一番最初に作業を終了した人に、讃岐の名産和三盆をプレゼントとメールを送った。和三盆の処分もできるし一石二鳥だ。
和三盆を木製のお盆か何かと思っているのか、部下はプレゼントに惹かれていない。自分が一番早く作業が終わってしまい、和三盆が戻ってきてしまった。いらないので、隣の課のお姉さまにプレゼントした。そして、箱の中の和三盆の配置は永遠の謎となった。
美味しく感じることができるのは、スズランさんが、和三盆の優しい甘さに気付くことができるからです。口に含んで、ぼりっと噛むと、直ぐにとろけるので、お茶菓子に合います。一口サイズが多いので召し上がって下さい。
京都旅行する時は、お土産に喜ばれます。
一口サイズの動物のカタチをしているのなら
仕事合間に食べれるので重宝しましたよ(*^^)v
ドンピシャです。次の日、隣の課の姉さんが写真を見せてくれたのですが、同じものでした。いろいろな形、色とりどりで、見ていて楽しいですね。
みーぴこさん
落雁好きなんですね。茶道を嗜まれているのでしょうか。豊島屋で落雁を求めるなんて通ですね。鎌倉は混んでいるので、有楽町の香川のアンテナショップで、お買い求め下さい。
やつふささん
素数から、リーマン予想が浮かぶのは数学科の人くらいですね。自分は、複素数のイメージをつかめていません。
りんごさん
子供の時に落雁を美味しく感じるのは、美味しいものに慣れて、舌が肥えていたのですね。小さい頃は、和菓子よりチョコやケーキが大好きでした。
オレンジ先生
オレンジ先生は働きすぎで疲れが溜まりやすいですから、甘いものをとらないといけません。小さな和三盆はちょうどいいですね。
たまちゃん
江戸っ子なんだから、甘辛に拘らないといけません。おやつはみたらし団子と大学芋、夕飯は江戸前のアナゴ飯。牛肉のしぐれ煮も美味しいね。
部下達に、繊細な和三盆の味が分かるとは思えません。砂糖とグラニュー糖の違いも分からないでしょう。
ゆりかちゃん
味覚は鈍感だと思うけど、薄味が好きです。塩辛さは苦手で、唐辛子の辛さは得意です。激辛を汗を吹き出しながら挑戦するのが得意です。限界に挑戦するのが好きです。
れんげさん
正解は葉菜子さんが写真を見つけてくれました。和三盆は美味しかったでしょうか。是非、讃岐味を味わって下さい。
寧々子さん
和三盆を落雁にしないとなると、珈琲に入れているのかな。だいたい、お土産屋で見かけるのは落雁の干菓子になってます。
Cerryさん、また、四国においでいただけるとは奇特な方ですね。宇和島城とかが残っているのでしょうか。次は、丸亀の骨付き鳥も食べて下さい。
環謝さん
明石大橋を高速バスに乗ると2時間位で高松です。さあ、出かけましょう。うどんを食べて和三盆を買って、もう、香川には何もありません。
どれもおいしそう。
目移りしちゃいます。
香川県の特産だったんですね。
まだ四国のお城残っているので、次にお城巡り行った時の楽しみ増えました。
和三盆って香川の名産だったのですか!
お菓子の材料に和三盆を使ってると見るだけで、何となく高級な感じがします。
そうそう、甘辛ね。うちの母がよく言ってますが、
ただしょっぱいだけ、ただ甘いだけじゃおいしくない、と自分が慣れた味をとことん推奨してます。
私はよく考えずに甘辛で育っていますが、さほどこだわりがないので、
どの地方の味付けでもおいしく食べちゃうと思います(笑)
喜んだでしょうねー。
私落雁好きです~^^
口の中でしゅーって
とけていくのが^^
香川の高級菓子とは知りませんでした。
子供ながらに親戚の家で食べた落雁(栗っぽいやつです)は大好きでした。
まぁ、語呂合わせで41(良い)だったのかもしれませんがw
『和三盆』って香川県の名産だったんですねぇ~知りませんでしたw
私、落雁好きなんですよ^^
鎌倉の鳩サブレでおなじみの豊島屋に行くと 鳩サブレより
『小鳩豆楽』という小粒の鳩の形をした落雁を買いますw必ずww
子供の頃 おじいちゃんに良く食べさせられた
和室の壁 みたいなパフパフしたのは嫌いですが
ぎっちり和三盆の落雁は良いですよねぇ~♪
羨ましいなぁ~(*^^)v
↑
41個の謎解き^^
1つ長方形があるので(真ん中の下緑の)
6×7=42 -1で41個♪
どうやったら綺麗に正方形の箱に収まるか、ととても考えて配置されていたりして!
和三盆は名前はよく聞きますが、実際に食べたことはないですね(*´ω`*)
和三盆、ちょっと興味あります。
どこに売ってるのかしら?
けど、和三盆は好き
是非 配置を知りたかったです!
私も、今年のお正月に、年配の知人から和三盆のお菓子をいただきました。
上品な甘さで、とても美味しかったです♪
箱の形と落雁の数を見て、そういう発想になるのですね。
私はそこを疑問にすら思いませんでした。
さすが理系の沖人さん^^
昔は砂糖が貴重品でしたね。
胡椒も貴重で、金と同じ価値があったと伝わっていますけど、どちらが貴重品だったのかな。
以前、沖人さんから徳川吉宗が平賀源内に砂糖作りを命じたお話を教えて貰いましたよね。
お遍路の途中で苦しんでいた薩摩人を助けて、その恩義から門外不出の砂糖キビを讃岐に持ち出してくれた説もあって、結局どちらが正しかったんでしたっけ。
どちらにせよ、砂糖が広まったおかげで、現代でも美味しいスイーツが食べれるのはありがたいことですv
江戸と京都の味付けの違いは、そういう経緯もあるんですね~。
沖人さんは、どっち派なのでしょう。
せっかくの和三盆プレゼント作戦も、仕事の出来るご自身が仇になってしまいましたね。
和三盆って、お盆だと認識されてます?知らないとそう思っちゃうかも。
隣の課のお姉さまは喜ばれたでしょうから、謎以外は無事解決して良かったですね(*^^*)
隣の課のお姉さまに喜ばれて?よかったですね
でもお仕事終わったらみんなで食べたらよかったのでは?w