[SI168]科捜研の女/ストロベリーナイトS
- カテゴリ:テレビ
- 2019/05/10 16:46:36
科捜研の女 File.4「8億円の猫」 テレビ朝日 木曜夜8時~
今回は、著名な絵本作家・早乙女由子が、自宅で殴り殺された事件でした。
彼女は心臓を患っており、先が長くないため、すでに遺産の分配を決めており、飼い猫のモモに8億円の財産を譲ることにしていたのです。
猫に相続権はないので、モモ専属のペットシッターの稲葉剛という青年に、いくつかの条件を設けて譲ることになっていたのですが、当然由子の弟や妹、そして元夫にとっては穏やかではありません。
その後の捜査で、由子はモモを飼い始めてからまだ3ヶ月しか経っていないことが分かり、ひょっとしたら稲葉自身に財産を相続させたかったのではないかという疑惑が生じてきました。
そして、モモは元夫の猫で、ミカンというモモにそっくりな姉妹猫がいたけれど、現在は行方不明であることが分かり、猫の取り違えの疑いも出てきました。
由子が稲葉に財産を相続させようとした理由、そして何故ミカンとすり替えられたモモに、事件の大きな鍵があったのです。
私は由子がバツ1だと知り、稲葉は由子の実子ではないかと疑いましたが、そんなことはなかったw
そもそも元夫が登場していますし、離婚したのだから他の男との間の子供ができたとしても、彼女自身が育てますわな…。
結局由子と稲葉の関係は、稲葉が子供の頃にスランプだった由子と出会い、それがきっかけで大ヒットした絵本ができた、というものでした。
うーん、それだけの関係で、親族を差し置いて8億もの財産譲っちゃうかなぁ…。
1億くらいずつ、弟や妹にも残してやればよかったのにねって思いますけどね。
まぁへそまがりで有名だったらしいからかなw
真犯人は絵本の出版社の社長?だったかな。
彼女と二人三脚で作品を作り上げたという自負があったのに、彼女と意見が対立したせいで、カッとなって殺しちゃったって話でしたが、ちょいひょっこり犯人系でしたよねw
あとそんな何十年にも渡る戦友のような存在だったのに、カッとなって殺しちゃだめだよね。
あの姉妹猫はロシアンブルーかな、可愛かったけど由子の耳に顔をこすりつけるシーンは、猫好きならすぐに分かったと思いますが、明らかに人にこすりつけられてましたよねw
ストロベリーナイト・サーガ 第5話 フジテレビ 木曜夜10時~
今回はエピソード「左だけ見た場合」が描かれました。
慎ましい生活をしていた老年のマジシャン・吉原が、自室で刺し殺された事件。
あまり記憶になかったのですが、最後のオチだけ覚えていたので、多分見たことがあるだろうと思い調べてみたところ、竹内版では映画の後日談を描いたオムニバス形式のスペシャルドラマ「アフター・ザ・インビジブルレイン」で、井岡のエピソードとして描かれていました。
原作では普通に姫川が主役のエピソードだったので、今回の方が原作の再現度が高いと言えます。
吉原の知り合いの誰もが、彼のことを穏やかでいい人だと証言し、トラブルについても、後輩のマジシャンにタネを教えてくれと頼まれた時「君には無理だ」と言って教えなかったので、仕返しに荷物を荒らされたりネットで叩かれたりしたくらいで、彼が殺される理由が分からなかったのですが、動機は22年前の消費税が3%から5%に上がった時の、建築関係の駆け込み需要にあったのです。
犯人の渡辺という男は、たまに見かける悪いことを全部周囲のせいにしてしまう自己中心的な男。
こういう人が近くにいると本当に迷惑…。
下手すると何でもすぐこっちのせいにされてしまいますからねw
挙句に最後は社会が悪いとか言い出すし、結局自分で直せばいいところを絶対に直さないから、何も改善しないし、周囲に迷惑をかけ続けるんですよね。
そして、初回に続き今回も感じたのは、時代。
原作はもう11年前の発表ですから、スマホはまだ出回り始めたばかりの頃で、日本では折りたたみのガラケーがもっとも元気がよかった時代。
当時はこんな暗号のクイズも結構ありましたけど、さすがにもう忘却の彼方ですし、確認しようにもそばにガラケーがありませんw
ドラマでは菊田がガラケーを使っている設定にして、何とかしてましたが、今後もしこのエピソードを映像化するなら、さすがにガラケーではつらいと思いますね。
そういえば今回は今までで一番菊田が目立ってたんじゃないでしょうかw
まだまだダブル主演の域ではないですけどね。
二階堂の演技は、回が進むごとにどんどんよくなっていってる気がします。
せめてあと3年後なら、結構ハマり役になったのではないかと思います。
途中、犯罪被害者の救済組織を紹介するACジャパンのCMが流れたのは、あまりにぴったりでちょっと驚きました。