いだてん~東京オリムピック噺~ 感想文
- カテゴリ:テレビ
- 2019/05/27 16:33:58
いだてん~東京オリムピック噺~ 第20回「恋の片道切符」
NHK 日曜夜8時~
▼池部四三
今回はなんと、アントワープオリンピック開催前から後までが駆け足で描かれました。
ストックホルムの時には何回もかけて丹念に描いたのに、なんなのこのやっつけ感w
まぁ戦後の瓦礫だらけのアントワープを再現するのが、難しかったのかなと思いますが。
それにしたってちょっと駆け足が過ぎますね、韋駄天だけにw
嘉納の直訴によりマラソンが実施されることになり、晴れて四三はオリンピックの選手として
太平洋とアメリカと大西洋を渡り、アントワープに行くのですが、すごい距離ですよね。
多分シベリアを通る方が近いと思うのですが、船旅の方が早いんでしょうかね。
それとも交通費が安いとか?w
四三は今度は15人の選手団の1人だったため、三島と2人の時のような侘しさを感じずに
すんだのですが、洋上でついに私が以前から疑問に思っていたアレが、発覚してしまいましたw
やはり四三は池部姓になってました!
金栗は通称だったというわけです。
そしてなし崩し的に結婚したことや子供もできたことも、皆に知れてしまうわけですが、
四三の後輩の野口も実は結婚していたと告白w
まぁ皆もういい年ですもんね。
子供の1人や2人いても不思議じゃない。
ですが今回、あの二階堂トクヨが野口に思いを寄せていることが分かりましたよね。
多分野口が結婚していることをまだ知らないと思うのですが、この恋の行方はどうなるのでしょうw
また二階堂は自分が行くはずだった見合いにシマを行かせますが、この話が意外な方向に転がります。
公式サイトの登場人物のページ見て分かったのですが、見てしまったことをちょっと後悔しています…。
▼まーくん
今回田畑政治が18歳に成長した姿で登場しましたが、まだ阿部にはなってないんですけど、
結構阿部に似た俳優さんで驚きました。
阿部ではないよな…と、出るたびに何度も凝視してしまいました。
調べたところ、原勇弥という29歳の俳優さんでしたが、確かに10代後半に見えないこともないw
さすがに阿部はもう49歳ですから、10代後半はつらかったんですかね~。
直虎では結構早くからスイッチしてましたけどね~w
▼アントワープ
アントワープオリンピックの結果は、四三や嘉納などの一部を除き、
帰国した選手団がマスコミを前に報告をするという形で描かれました。
海外で活躍していた日本人テニス選手が2つ銀メダルを取っただけで、
後は最下位、予選敗退、棄権など惨憺たる結果で、記者たちから酷くブーイングを受けました。
そして肝心のマラソンですが、途中まで調子良かった四三は終盤調子を崩し、
完走はしたものの、結果は16位。
他に出場した選手たちも20位台と、奮いませんでした。
日本では絶好調だった四三が、何故羽田で初めて出した世界新記録を大幅に下回るタイムしか
出せなかったのかと言うと、8年に渡る無理が祟ったのだとか。
確かに箱根駅伝で、選手にずっと併走するとか、無理してたもんな~w
若ければある程度の無理も克服できたかもしれませんが、もう29歳ですもんね。
さすがの韋駄天も年には勝てなかったか。
返す返すもベルリンオリンピックが流れたのが残念でなりませんね。
あれが開催されていたら、日本に最初のメダルをもたらしたのは、四三だったかもしれません。
ざんざんいろんな種目で期待をされた選手がいたのに、終わってみれば結局
荒川静香の金メダル1個だったトリノオリンピックを彷彿とさせますね。
トクヨや記者たちがさんざん野次を飛ばしてましたが、
あまりに威信とかプライドとかにこだわる人は大嫌いなので、見ていて不快でした。
もっと選手の言うことを聞いてやれって。
▼櫻の園
これはチェーホフの戯曲で決まりでしょう。
…と思ったのですが、次回は女子のスポーツについて描かれるので、
女子高を舞台にした吉田秋生のコミック、その映画化、舞台化作品もワンチャンありそうw
チェーホフの方は、時代に乗り遅れ没落した貴族の一家の物語だそうで、
現在の表記は「桜の園」となっていますが、書かれた頃の日本の時代を考えると、
こちらも「櫻の園」だったと思われるので、表記のみで判断はできないと思います。
よかったんじゃないかと思いますよね^^;<アントワープ
公式サイトは、あらすじはそうでもないのですけど、
登場人物のページで結構先のネタばらしをすることがあるので注意ですw
史実なのでネタばらしも何もないとは思うのですが、
四三とスヤが結婚することも、結構早い段階から書いてましたしねw
でも、あの二人だけのオリンピックより、
はるかに船旅も快適で、皆競技に集中できてよかった。
見合いにシマを行かせる件、何かワクワクする展開が待っているのですね。
公式サイト、見ないで、楽しみに待っています^^