Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩



もうすぐ雨の季節がやって来る
大好きな水玉模様の傘
あなたがくれた最後の贈り物
そう これが最後だった
私たちの仲は


今では珍しい
裏手にあるこじんまりした傘屋
ここで見つけた水玉模様
これがいいわ
そうだね


二人で入るには小さすぎて
あなたの肩が濡れている
そぼ降る雨は止むときを教えず
模様の水玉が傘から落ちていく
ぽとり またぽとり


あなたに見せたかった
水玉模様の長靴
きっと言ってくれるわ
かわいいねって
今では聞こえないけれど


さようならをして半年
つたう涙も消えたけど
まだ忘れられない
だからこの傘を使う
あなたとつないだ手のぬくもり


始めは使えなかった傘も
ようやく使うことができる
空白の時間が流れて
あなたの声を見送って
一人になって


半年前には言えなかったさようなら
今ではどうだろう
小さく呟いてみる
さようならと
もう会えないと


いつか卒業するわ
あなたから
だから見ていてね
成長した私を
傘を捨てる私を










アバター
2019/06/03 08:46
セカンドさん
いつもしっとりしたフレーズで、素敵だな~って思っています。
空から降る雨はいつか止むけど、心の涙はどうでしょうか。
いつか忘れる日が来たら、傘のことも忘れてしまうんでしょうね。
アバター
2019/06/01 00:18
傘を持つ手に泪が落ちる
そんな私をそっと雨音が慰めてくれる

にじむ景色のなかに映るあなたの幻に
そっとさようならと呟く

6月の雨の中
私は傘を閉じ濡れながら街をさまよった・・・

なんて感じ?
傘を捨てる私って強い意思を感じますね^^












月別アーカイブ

2024

2023

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011


Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.