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いだてん~東京オリムピック噺~ 感想文

いだてん~東京オリムピック噺~ 第20回「恋の片道切符」
NHK 日曜夜8時~
▼女子スポーツ
今回は、四三がドイツで女子がスポーツに興じている場面に遭遇し、感銘を受け、
日本ではなかなか進まない女子のスポーツ普及のために、女学校の教師になるというお話でした。
四三がドイツで見たスポーツをする女性は、皆半袖、短パンで肌をあらわにしていましたが、
前からドラマでも言っているように、当時日本では女子が、特に結婚前の若い女性が
肌を見せることは、とてもはしたないことだとされていました。
なので私は、江戸時代や戦国時代のドラマや漫画で、肌をあらわにして戦っている
女性を見ると、他の部分がどんなに時代考証がしっかりしてようと、鼻白んでしまうんですよね。
大正時代は女性の社会進出が欧米ですらまだまだ進んでおらず、
クーベルタンも女性が肌を見せてスポーツをするのは好ましくないと言っていたそうですね。
しかしこれは、男性的な視点であって、女性が女性の肌を見たって別に何ともありません。
つまり男性社会だからこそ、そういう概念があったということですね。
それはともかく、四三は帰国して早速嘉納に会い(この2人は本当に馬が合いますねw)、
女子のスポーツを推進させたいと言うと、府立第二高等女学校、通称竹早女高、
現在の竹早高校を紹介されました。
なのでまた熊本には帰れず、四三の帰国を播磨屋で待っていたスヤはさすがに怒ります。
四三はスヤと長男と一緒に住もうと説得しましたが、幾江の反応が心配ですねw
後で誰かが「飲む、打つ、買う、走る」と言っていましたが、
最後の走るは、走ってばかりで家庭を顧みない、まさに四三のことなのでしょうw

▼竹早女高
四三は初めて女学校に赴任しますが、さすがに今までの男子校のようにはいきません。
朝ドラなどでよくこの時代の女学校が出てきますが、この時代女学校に通っていた娘は、
大抵良家の箱入り娘で、いいところにお嫁に行くための、花嫁修業の一環でした。
この時代はまだ10代で嫁入りすることも珍しくなく、というかむしろその方が一般的で、
女学校の生徒たちは、卒業前に結婚して中退するのがステータスだったのです。
四三はそんなところに放り込まれたのですから、苦労しないはずないのですが、
彼はいつも陽気で、滅多に挫けない性格ですね。
最初は拒否反応が酷かったですが、黒島結菜演じるクラスのトップ的な生徒・村田富江を
うまく巻き込んで、スポーツの楽しさを伝えることに成功しました。
何だか今回はまるで学園物みたいでしたねw
やはりサブタイの「櫻の園」は、吉田秋生の方かもしれないなw
あと、テニスを教えにきている教授が永井だったとはw
香水嫌がられてるかもしれないですねw
デオドラントじゃないんだから、あんなにつけたらさすがに鼻が曲がりますよw
手首や首筋などの太い血管が通っているところに、シュッとひとふきする程度でいいんですよね。

▼帰京
静岡あたりをフラフラしていた孝蔵は、まーくんがヤケになって泳いでいる間に
服からサイフを抜き取って、その金で東京に戻ります。
落ちてたサイフを拾って…と言ってましたが、明らかにドロボーですよw
しかし東京に戻れるくらいの金が入ってたんですね……さすがボンボンw
待ち受けていたのは、何と小梅と所帯を持った清さん。
まさかこの2人がくっつくとは思わなかったなw
まぁ志ん生のおかみさんは「おりん」という名前ですから、
小梅ではないことはわかりきってたんですけどね。
そして降ってわいたように、「りん」という名前の娘と見合いすることになります。
これが後のおかみさんになるわけですね。
ちなみに若い頃のりんは夏帆、年取ってからは池波志乃が演じています。

▼ヴィーナスの誕生
これは間違いなく、ボッティチェリの有名な絵画のタイトルですね。
ヴィーナスというとこの絵が出てくるくらい、ヴィーナスの絵として有名な絵画ですので、
誰でも1度は見たことがあるのではないでしょうか。
恐らく四三が普及させようとしている女子スポーツに関しているのでしょうが、
一体誰のことをヴィーナスと言っているか、ちょっとだけ気になりますね。




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