クラッチマスター交換
- カテゴリ:車・バイク
- 2019/06/07 02:19:44
前々からツーリングの帰り道で、ZX-14のクラッチの重さに苦労していた。
冬場なんて、左手が腱鞘炎になりそうな位に、クラッチレバーが握れなくなる。
巷のZZR1400やZX-14R乗りの人達は、ゴージャスにもブレンボやゲイル、ベルリンガー等の
高級ブランドの19mmか17.5mmのマスターに交換している。
中にはブレンボの16mmって人も。
ノーマルのマスターサイズは19mm。
これを軽くしようとすれば、パスカルの原理でマスターのボアを小さくすれば
クラッチレバーを握る力が軽くて済むのだが、闇雲にボアを小さくすると、
今度はストローク不足でクラッチが切れない事態に。
ノーマルはニッシンのラジアルマスター。
これをブレンボ19mmに替えると、部品精度の加減なのか、若干軽くなるとかならないとか。
ブレンボ16mmなら、明らかに軽くなるけども、今度はクラッチが切れないとか、切れるとか・・・。
ベルリンガ-だったか、ゲイルだったかが17.5mmってのがあるのだが、このサイズならクラッチは切れる模様。
てか、3社とも価格的に手が届かん・・・(泣
ニッシンはラジアルマスターで19mm以下って作ってないし(怒
次なる手段は、純正流用作戦。
純正でブレンボのクラッチマスターを採用している車種を洗い出してみた。
すると!
ラジアルマスターではなく、セミラジアルマスターで16mmを採用している車両を発見~!
しかも同じカワサキのninja H2ではないか(☆∀☆)キラーン!
早速ネットで探してみると、某ネットオークションで新品が若干安くで出品されているではないか!
少し競ったが、無事ゲット。
純正部品なので、クラッチスイッチや、リザーバータンクまで付属なのが更にお得。
問題はセミラジアルにすると、重さにどの程度変化が出るのかと
16mmにしたことで、クラッチはキチンと切れるのか?
ブツが届き、ニッシンと比較してみると、レバーが少し長い。
リザーブタンクのホースの接続位置と、同タンクのニップルの位置も、ニッシンとは違うので、タンクの固定のステーは自作せねば。
って、ブツをGetしたのは、かれこれ1年前・・・
つい先日、やっと作業の「やる気スイッチ」が入った(笑
作業自体は、ステーの自作以外は全くのボルトオン!
かと思いきや・・・
クラッチスイッチの端子の大きさが微妙に違うぞ(汗
ここで初めて気が付いた。
平ギボシって3種類のサイズが存在したんや・・・
今まで、大と小だけかと思っていたら、「中」が有ったんかぃ!
このマイナーな「中」サイズを採用していたのは、ZX-14の車両側。
てか、ニッシンのマスターに付いてるスイッチの端子のサイズ。
とりあえず、電気配線は後回しにして、ノーマルをサクっと外して
H2用のブレンボをポン!と付けて、後はひたすらエア抜き作業。
エアが抜けて改めてクラッチの軽さを体感。
おお~~~~!
軽くなったぞ@@;
人によっては16mmじゃ切れたとしても、クラッチのタッチやキレが
どうのこうのって言う人が居るが、そんなの関係ねぇ~~~~。
同じ車両でも、教習車両なんて、クラッチミートや切れる位置なんてバラバラ・・・。
要は慣れたら勝ちダー!
スイッチの配線は、コードをぶった切って手持ちのコネクターを使うって手も考えたが、万一作業完了後にクラッチが切れないってオチになった場合、このマスターを売る際に価格が。。。(汗
ま、ステーも自作しなきゃだし、ホムセンまで原チャリでGo!
平ギボシも在庫あったし、後はどんな素材でステーを作ろうか・・・
エーモンのステーじゃ芸がないし・・・。
しばし店内をウロウロ。
ふと目に入ったのは幅12mm、厚さ3mmのアルミの平棒。
これなら切ったり曲げたりも簡単だし、何より値段が168円(嬉
買い物を済ませて早速配線を済ませ、ギアを入れてクラッチを握って
とりあえず車両を押してみる。
よし、引きずってる感もないし、クラッチは切れてるっぽい?
次はこのままギアを入れたままクラッチを握ってエンジンスタート!
微妙に車両は前に押される感じはするが、元々カワサキ特有?の
信号待ち等でニュートラルから1速に入れた際の「ガコン!」はカワサキのメガマシン乗りならご存知のはず(笑
押される感じは極小さいので、まぁ問題無いと判断。
試乗で少し走ってみたが、ギアチェンジもスムーズで特に不具合も感じない。
強いて不満な点は。。。
微妙に長いレバー&そのレバーの先がはアンドるバーエンドに当たって
クラッチを握るたびにカチカチ音が~~(汗
ま、走ってると聞こえないけど(笑
レバーの長さは、固定位置をもう少しハンドルの奥側にマスターをずらせば
握りやすくもなるし、万一の転倒の際にも折れるリスクも減るかも。
結果的に16mmでも問題なくクラッチは切れる。
握る力もノーマルより軽くて済むので、街乗りや渋滞でも腱鞘炎のリスクは大幅に減った。
欲を言えば、クラッチ側は純正ブレンボ&半透明スモークのリザーブタンク
ブレーキ側はニッシン&白いリザーブタンク・・・
色の違いが目立つ><;
タンクにリストバンドでも巻いて誤魔化すか(笑
こんにちはー。
修理と言うより、ただの部品交換なので、大掛かりな加工も無く、ポン付けですよー。
趣味は楽しくなきゃね(笑)
自分で修理されたんですね。
いつも思いますが、器用というかすごいですね^^