成吉思汗
- カテゴリ:グルメ
- 2019/07/15 00:17:04
初めてジンギスカンを食べたのは、小学6年生のときだった。高松市内の剣道のスポーツ少年団の旅行に同行し、大山(だいせん)に向かう途中の蒜山高原(ひるぜん)での昼食で食べた。
しかし、なぜ、旅行に同行したのか不思議でならない。自分は、遠く離れた町の野球のスポーツ少年団で、剣道のスポーツ少年団とは関りがない。唯一の関わりは、二つ下の従妹がその少年団に属していることだ。
おばさんに、従妹と一緒に行くと誘われて、何も考えずに「いいよ」と答えてしまった。昔から、誘われたり頼まれたりしたら断われないたちだ。しかし、安請け合いするのも困りものだ。
観光バス1台での旅行だったが、知り合いは従妹しかいない。しかも、そんなに仲がいいわけではない。学校も違うし、競技も違って共通の話題がない。大人のように、なんとかコミュニケーションをとろうとすることもない。
一人ぼっちで、きっと、つまらなかったのだろう。断片的な風景の記憶しか残っていない。しかし、初めて食べたジンギスカンがとても美味しかったことは覚えている。
先週は、赤坂の松尾ジンギスカンに行った。同窓会誌の編集委員長を引き受けることになり、会長等の役員の方々との顔合わせだった。前任から、転勤になるので引き受けてもらっていいですかとメールが届き、承知しましたと返信した。
しかし、なぜ、編集委員長を頼まれたのか不思議でならない。自分は、そもそも、その同窓会の会員ではなく関係がない。後で前任に、なぜ、自分にお願いしたのかと聞いたところ、同性の他人と間違ったらしい。
前任と全く面識がないのに、「お久しぶりです」との書き出しから始まるメールに違和感があったのは確かだ。珍しい苗字なので、間違うのは仕方ないが、人にものを頼むときは慎重に行って欲しい。今さら断ることもできない自分の身になってもらいたいものだ。
その同窓会誌には、一度だけ投稿したことがある。編集委員をしている同級生から原稿を書いてくれないかと頼まれて、暇だからいいよと安請け合いをした。頼まれたら、断れないたちである。
真っ当な文書を書いたつもりであるが、それを読んだ大学教授からは、破り捨てて放り投げたいくらい激怒したと言われた。気候変動をテーマに、それほど人を怒らせる文書がかけるのは、直江兼続に匹敵する才能を持っているからに違いない。
ひょっとしたら、二コタの日記でも、みなさんを怒らせていることがあるかもしれない。悪気はないので、許していただきたい。
ジンギスカンは北海道民のソウルフードで、51%の道民が月に1~2回ジンギスカンを食べている。ちなみに、香川県民の男性は年間350玉のうどんを食べている。少なくとも2日に1回は食べている計算だ。
ソウルフード対決では讃岐うどんの圧勝であるが、それは、北海道には、ラーメン、寿司、スープカレー、夕張メロンピュアゼリーなど美味しい食べ物が満ち溢れていて、香川にはうどんしかないことによる。
以前は、円形にスライスされた肉を積み重ね、冷凍されたジンギスカン肉を使うことが多かった。野外でジンギスカンをすると、肉が解けてなくて、真ん中が凍り付き、箸で崩しているとボロボロになってしまったということを多くの道民が経験している。
今は、牛や豚に比べて圧倒的に脂肪が少なく、コレステロール値が100gあたり50mgと魚肉並みの低コレステロールの生ラム肉が主流になっている。そして、肉を買った後、スーパーでタレを買おうとすると、ソラチジンギスカンのタレにするか、ベル食品の成吉思汗のタレにするかで、好みを巡ってしばしば争いごとが発生している。
ジンギスカン肉には、リンゴやたまねぎで作られたタレに漬けこまれたタイプもあり、アンケート結果では、タレ付き肉の割合が72%と主流になっている。タレ付き肉を使うときは、ジンギスカン鍋の真ん中で肉を焼き、落ちてきたタレと油を使って、端っこで野菜を煮るように焼くのがお勧めである。そうすれば、野菜にも味が付いて、タレが不要になる。
東京と北海道で食べ方に違いがあるが、東京では生卵がついてきて、すき焼きのように食べてくださいと言われることがある。北海道では野外で食べることが多く、生卵を持参することはない。
地域によって食習慣が変わるが、国によっても変わる。さらには、ファッションも影響を受ける。ラムチョップを食べるイギリスでは、アイリッシュ・セーターやタータンチェックのマフラーが発達する。
ウサギを食べるフランスでは、高級毛皮コートが生まれる。T-boneステーキのイタリアでは、皮のバックがスタイリッシュになる。食とファッションは切っても切り離せない。食べた後の残り物だと思うとプラダやフェンディ―のバックがなくても悔しくない。
この夏は、日本の食生活にマッチした麦わら帽子にわら草履、麻の浴衣や着物で決めた和の装いが流行すること間違いなしである。間もなく、梅雨が明ける。流行に乗り遅れないように、急いで、わら草履を編み始めてほしい。
動物のお医者さん懐かしいですね。北大獣医学部が舞台だったと思いますが、春になると北大構内でジンパと呼ばれるジンギスカンコンパがあちこちで開催されていました。今はエリアが限定されていますが、今なお盛んです。学会でお立ち寄りの際に楽しんでください。
葉菜子さん
何事も最初は、上手く行かぬものです。僕が最初に打ったうどんは、かりんとうくらいの太さになってしまいました。継続こそ力です。布草履を作り続け...いつ履くのでしょうか。スリッパの代わりかな。できれば、蓑や編み笠で人気者になって欲しいものです。
genzoさん
北海道には長く住んだことがあり第二の故郷です。丸い冷凍マトンが一番好きです。若かりし頃は、七輪で炭を焚いて、ジンギスカン鍋で焼いて食べていましたが、鍋だからカセットコンロで十分ですね。無駄に手をかけていたような気がしてきました。
自分は、人を怒らせるのが得意なのかもしれません。気ままに気をつかわずに生きていますので、知らず知らずに、暴言を吐いてるかもしれません。最近は、テレビに向かって呟いてしまっています。
リンゴさん
どんなジンギスカンだったのかな。珍しいのは北海道名寄の煮込みジンギスカン。今は冷凍技術も発達したし、生ラムなので、臭みはほとんどないですね。でも、クセがあるのも成吉思汗らしくて美味しいのです。
たまちゃん
鱗で服を作るのは、レースを編むのと同じくらい根気が必要です。ちょっと、生臭くて、ハエが寄ってくるかもしれません。鮭の皮の靴はアイヌが履いていたように思うので、大丈夫だと思います。やっぱり、レースの服の方が透けてていいですね。
れんげさん
ベル食品にもソラチ成吉思汗のタレにもリンゴが使われていたと思います。リンゴとたまねぎを使って、ニンニクを使わずに臭みを消しています。リンゴはカレーにも合うし、偉大なフルーツですね。羊は信州や北海道、東北に導入されたら、ジンギスカン文化もあるのですね。
Cherryさん
断れるものならば断わった方がいいのです。関わっていいことは何もないような気がします。幸い、時間だけはふんだんにあるので、暇つぶしと思って頑張ります。最近は、タレ付きも普及したし、生ラム肉も美味しいし、是非、食べてくださいね。
オレンジ先生
最近の羊肉は、すっかり上品になり美味しく癖がなくなりました。きっと、大丈夫だと思います。生ラム肉かタレ付き肉がお勧めです。美容にもいいので、食べましょう。フエルト細工のワンちゃんも羊の毛でできているはずです。お肉も食べましょう。
ひまわりさん
新十津川は松尾ジンギスカン発祥の地である滝川市の川を挟んだお向かいです。新十津川と言えば、奈良県十津川村の移住先ですが、お酒が有名で金滴酒造という酒蔵があります。開拓した人々が飲む庶民の酒がコンセプトでしたが、最近は大吟醸が人気です。名物料理はだまこ鍋です。
aiさん
生後1年未満の羊肉がラム肉でそれ以上がマトンになります。ラム肉はクセや臭いが少ないですが、最近の肉はマトンも癖が少ないように思います。オーストラリアやニュージーランド産がほとんどで、国内産は北海道に行かないと食べられないと思います。今は、大丈夫、食べてみましょう。
藁を手に入れるのが難しいのです。杉並区で水田を見たことがありません。最も近い水田は、皇居の生物学研究所の脇にある水田かもしれません。藁を集めに行くのは難しそうです。
蓮さん
ご近所のスーパーでも生ラムの成吉思汗を売っているから、ご家庭でも大丈夫です。問題は、美味しいジンギスカンのタレも売っているかどうかです。タレ付き肉だとそんな心配もないですね。是非、一度、お店で召し上がり下さい。
clefさん
サッポロビール園は、ジンギスカンの聖地です。開拓当時の官営ビール工場跡地なので、公園の中のようで雰囲気がいいですね。札幌ビール園のジンギスカン鍋は北海道の形をしています。食べ放題、飲み放題がメインなので、お腹いっぱい食べることができます。
ゆりかさん
足軽として生きるためには、藁草履を編む技術は必須です。空堀を登ろうとすると直ぐにボロボロになるので、手早く編み直さないといけません。藁縄を編むのと一緒ですので、馬防柵を引き倒すときにも役に立ちます。花嫁修業に是非、藁縄あみを加えてください。
あずささん
↓下のサイトの通なアレンジに生玉子が出てくるけど、北海道の店舗では出されなくて、東京の店舗だけだされるんです。北海道だと〆はラーメンだけど、東京はうどんなのです。
http://www.matsuo1956.jp/howto/delicious/
ねねこさん
低カロリー高たんぱくのダイエットメニューとして、ジンギスカンは女子の間ではやりましたね。一人成吉思汗は一人焼肉と同じで、ハードルが高いですが、生ラムもスーパーで売っているので、自宅でもできます。野菜も一杯食べられます。
ろくさん
ジンギスカン研究会の資料では、ただでさえ、脂肪分が少ないのに融点が高いので人体に吸収にされにくい。高たんぱくで、プロテインを飲むよりずっと美味しい。ということで、筋トレ+ジンギスカンが最強の組み合わせになるのでどうぞ。
スズランさん
大阪だと、どんなお店でもありますね。なんと山田モンゴルが道頓堀にあるじゃないですが。札幌の会社の近くにあり何度か行きましたが、場末感が満載だったのに、天下の道頓堀に進出しているとは。ミナミに遊びに行った時にはお立ち寄りください。
ひょっとして北海道に住んでいました?^^;
子供の頃は味付きのジンギスカンが主流で給食や食卓によく出てました。
大人になってから食べるジンギスカンは花見で食べることが多く
必ず丸い成型された冷凍のマトンのジンギスカンを食べます。
ビールによく合いますヽ(´▽`)/タレは好みで分かれるけど、私はベル派かな~。
私もよく、そんなに交流のないのですが大学の同窓会の幹事やら頼まれますww
なんでかな~仕事が忙しくて大変なんですけどねー(^O^)
左右形も大きさも違って
履けなかった^^;
北海道のソウルフードだったのですね。六甲山で食べたことあります。
東京って、何でもかんでも生卵ぶっかけて食べんねんなぁ。
香川県ってうどんだけじゃないですよ、骨つき鳥がありますやん!
おいり という可愛らしい郷土お菓子もありますやん。
臭いがきつくて食べられなかった記憶があります。
初めてのラム肉は、すっごく美味しくて臭いもなく食べたのですが、違う店でオーストラリア産を食べたら臭いがダメで食べられませんでした。
オーストラリア産って、牛も同じ臭いで食べらません。
飼料が、オーストラリアの人が好きなにおいなのかなぁ?
年間350玉って2日に1回でなく、ほぼ毎日って表現の方が正しいのでは?w
ジンギスカン 美味しいですよね。
主人の友人が 新十津川に住んでいて たまに送ってもらいます。
久しぶりに食べたいなあ。
ネットでいろいろなお店のお肉を買った時期もありました。
食べれないんですけど
今度挑戦してみようかなぁ・・・。
食べれるようになっているかも
しれませんしね^^
以前北海道に旅行に行ったときに食べたジンギスカン、すごぉ~くおいしかったです。
東京ではどういう食べ方をするのかな?
スーパーで売っているジンギスカンは、タレでたっぷり味付けされています。
沖人さんは頼まれると断れない性格なんですね。
私は正反対。
大学の同窓会の役員、先生から依頼のお手紙が来て、
担当の方より役員会の招集ハガキも来ましたが、気が付かなかったことにしました( *´艸`)。
返事すると角がたつので、ダイレクトメールと一緒の扱いにしました、ふふふ。
電話が来たら留守電に出てもらうつもりだったけど、電話も来なかったかなぁ。
私の地元にも、ジンギスカン鍋が人気の老舗のお店があって、、
夏の花火が有名な地域なので、花火とセットで毎年賑わってます。
そこのお店の秘伝のたれに漬けたお肉が、昔から当たり前のようにスーパーで売られていて、
子供の頃から、よく食卓にのぼってました。
信州といえば…の、すりおろし林檎入りです^^;
家族で賑やかに、帽子型の鍋を囲んでいた懐かしい思い出。。
久しぶりに、食べたくなりました(^^♪
わら、JAにあるかしらん。。
そんなことをするなら、わら草履と麦わら帽子を編むべきでした。
日本といえば、魚。鮭の皮で作ったバッグとかどうかしら。
うろこを丁寧に貼り合わせて、羽織なんか作ってもいいですよね。
沖人さん、ぜひ流行らせてくださいね~♪
臭みがなくて美味しかった。
理由は新鮮さなのかお肉の種類なのかわからないけど^^;
イグサの香りは日本の夏を感じます~
今はフローリングで使っていませんが。。
うふふふ( *´艸`)
沖人さんの文章は 日記でも小説でも
「へ~」「ほぉ~」「なるほど~」っとつい言ってしまう
私にはタメになる事が出てくるので 大好きですよ^^
大学教授を破り捨てて放り投げたいくらい激怒させた!
とは・・・まさに武勇伝w 文才ですw
それにしても 改めて沖人さんの人間力に感心、感動しました
とっても興味津々ですw
これからも 楽しい文章をご披露くださいネ
けれどこれもご縁と思ってジンギスカンも楽しんだ勝ちだと思いました。
最近ジンギスカンが流行っているのか、大阪でも勢力拡大中です。
昔北海道で食べたきりですが、読んで又食べたくなりました。
牛豚の焼肉よりもヘルシーとは聞いているし美味しいというコメントを見ると
とても気になります…。
とてもおしゃれとはいいがたい店でしたが、客は女子ばかり。。
とってもおいしかった。。。今となっては誰も付き合ってくれないのですが
食べたいな
北海道と東京のジンギスカンの違いってなんだろうと思っていました
やっときた!と思って読んだら、、、
わたし東京生まれの東京育ちですけどジンギスカンにたまご使いません
すき焼きとごっちゃにしてるっ
ジンギスカン、美味しそうですね^^
どこかは忘れてしまいましたが、野外で食べた記憶があります。
なので、きっと生卵は無かったのでしょうね。
沖人さんの日記を読んでいたら、生卵つきも食べたくなってきました。
気候変動をテーマにした、直江状のような原稿も、ぜひ読みたいですね。
直江兼続は、家康からの上洛要請すら断固拒否しているので、頼まれたら断れない沖人さんとは、真逆の人物像っぽい~^^
当代一流の、文化知識人だった所は似てるかな?
沖人さんも、征伐を大学教授に決意させないよう、お気をつけください。
同窓会誌の編集委員長って、大変そうですね。
人違いだったのに、あっさり引き受けてしまうのも、沖人さんらしいというか…
何はともあれ、頑張ってください♪
私は、わら草履編みを頑張ります~(*^-^)
引き受けてしまうところは沖人さんらしいなぁ、とw
ジンギスカン、札幌のサッポロビールかなんかのビアホールで食べたことあります。
元々ラムは苦手でしたが、その時はまぁにおいも少なく食べれたと思います。
子供の頃、何故かジンギスカンの鍋が家にありました、北海道から遠く離れた地ですがw
我家ではそれで普通のホルモン焼き肉をしていました(笑)
仰るように、下の淵の所で野菜を焼いて食べていましたw
成程、食品をとった残りの副産物で色々な郷土品を作っていたのですよね……
日本の藁やもみ殻、糠などで作った加工品はその類ですよね。
藁草履、編める人がどれだけいるのだろうか。。。沖人さんは編めますか?w
追記:その大学教授を激怒させた原稿を拝読したいです(笑)
北海道のお友達からは、ベル食品のタレで育ったと教えていただきました。
通販でジンギスカンを注文しようかと思っていましたが、大失敗したら嫌なので
そのうちジンギスカンを食べに行こうと思います。