悪徳不動産株式会社は、1匹のウサギから始まった。
- カテゴリ:仕事
- 2019/07/20 07:06:57
せっかくだから、不動産賃貸業のやり方をお話しします。
でも、皆さんの参考になるかどうかは、わかりません。
不動産賃貸業、
今、巷で話題の「ワンルームマンションオーナー」
「シェアハウス、なんかの馬車」も含まれます。
昔はね、
先祖代々の借家持ちの大家さんなんかのことでした。
大戦後の財閥解体とか、
小作農開放とか、そんな時代のどさくさ紛れでもなければ、
人に貸すほどの、余分な家などなかったでしょう。
それか、校長センセが退職して、退職金で長屋を買ったとか、
余程でないと、大家はできなかったのです。
わたしが、そもそも大家になろうと思ったのは、
(1回目)の学生の頃でした。
専攻は油絵だったので、
一日中絵を描いて暮らせるのは、「大家しかないな」と思っていました。
漠然と、「大家」をやりたいと思った時代です。
絵具代を稼ぐために、
バニーガールのバイトをしました。
大阪の一等地での会員制クラブのウサギです。
当時はね、今と違って、
ナイスバディの学生バイトでしたから、
店内を、ランウェイのごとく一周するだけで、
チップを集められたものです。
今のわたしの姿では、誰も想像できないでしょう。
その時、お客様がたの会話を聞いて、
「不動産が凄いことになっている」と知りました。
そうです、
バブルのしょっぱな、
家3軒転がせば、次の1軒がタダになる時代です。
高級クラブでしたから、
有名どころの不動産会社の社長ばかりが集まっては、
錬金術の仕組みを教えてくれました。
「ふうん、そんなもんか」と思ったものです。
それに、もう一つ面白かったのは、
高級クラブ(今でもあります、超高級会員制クラブです)の、
社長が、毎週月曜日の始業前に朝礼をしてくれるのですが、
(夕方の、朝礼)
この社長の朝礼が、とても面白かったのです。
どういうわけか、経営学の講義です。
絵具代を稼ぐためのバイトでしたが、
この高級クラブで得た知識は、チップやバイト代を上回る収穫でした。
バニーガールは、ホステスではないので、
お客様をお相手に、特別なサービスはしません。
時間ごとにランウェイをすまし顔で歩くか、
シェーカーを振る(カクテルを作る)
ウサギさん同士で(技を見せるために)ビリヤードをする、
タバコを届ける・・・くらいです。
あ、あと高い酒を注文したお客んとこへ、
満面の笑みで、ボトルを届けるってのもあったな。
水商売って言われる業界は、
確かに、女性にとっては泥沼に沈み込む入り口になりがちですが、
社会勉強をするためなら、
こんな良い機会に恵まれたとこは他にないでしょう。
(超高級、最高級のクラブでなきゃダメですよ)
お客様は、普通ではアポさえ取れない大会社の経営者ばかり、
そこまで行きついた社長たちにとって、
バイトのウサギなんて、色気も何も感じる相手ではない、
逆に面白がって、皆さん、いろいろ教えてくださいました。
あれは、いい経験だったなあ。
そんな環境が、
わたしの頭の片隅に、不動産業界と経営学の種をまいたのです。
今まで絵を描くことしか、考えたことのないアタマだったのにね。
バニーガールは大きな展覧会の絵具代を稼ぐためだけの期間でしたので、
半年ほどで辞めましたが、
抱えきれないほどの知識を経験(談)を貰えました。
良いバイトだったなー。
あ、
不動産業者になるまでの道が遠いわ。
ま、きっかけは、こんなもんです。
気が向いたら、この続きをお話しします。
そのウサギさんでしたか・・・。
はぁぁぁ・・・本当に行動力ありますね・・・凄過ぎ
デヴィ婦人の様ですね・・・やっぱり頭が良くないとだめだぁ・・・
若い頃から激烈な生き方をされてて、とても真似できるとは思えませんぜ。
いや、バニーガールは自分にはできない(許されないw)けども、
峰不二子がVIPに近づいては秘密を盗むような可憐さと言いますか…
なるほど~...ψ(。。)メモメモ
当時のわたしは、ストリッパーか、バニーガールに憧れていたのです。
でも、ストリッパ―は、恥ずかしくてできなかったの。
「じゃ、ウサギ♬」ってことで。
すごいなあ、バニーちゃんかあ。
そういうバイトをしようという発想が無かったわー(^_^;)
後はその業界に入らなければ分からない事も山ほど。
一般的に言われてたり報道されてる情報と実際にその業界に入ってからの情報では違いがあるとかザラでした。
私の場合、福島での災害支援活動や簡易宿泊所管理人の仕事での生活保護や福祉の現状。
基本的に表に出ない部分を見て体験した事は自分自身に相当な糧になったと思います。