自動化すればいいというものではない
- カテゴリ:仕事
- 2019/07/22 00:10:41
職場で業務改善のために作業をソフトに任せようという動きがある。そのうちの一つで、ある書類の作成を私が担当することになっている。
しかし上からの指示が何ともお粗末なのだ。要は今やっている作業の手順を減らして書類を帳票してくれと、ただそれだけである。で何がお粗末なのかというと、そもそも今の手順が適切であるかどうかを一切考慮していない所である。
私が改善しようとしている作業には致命的な問題がある。それは中途半端に完成した状態、つまり書類を帳票して次の工程に渡しているところである。次の工程でも作業が残っているのだが、それは帳票されたデータだとやりづらいのだ。そして自分たちの工程でも、訂正が発生すると帳票されたデータでは修正するのに手間がかかる。その前の段階でできているはずの操作しやすいデータであれば訂正作業も楽だし次の工程にもやさしいのだがそれを残していない。
組み立てで例えるとすれば、まだ取り付ける部品が残っているのに見た目だけ完成形に近づけて次の工程に渡すようなもである。映え狙いですか?そうすると分解してまた組み立てることになって効率が悪くなる。
だからデータが未完成のまま自動で帳票したとしても、残りの作業は依然として効率が悪いままなのである。
そういったことを考えずに単純に作業を自動にするだけのソフトなんて作りたくない。そのためにわざわざ勉強した訳じゃない。もうちょっと今の業務の問題点というものを真面目に考えて欲しい。
…という事を上の人に言っておこうと思う。