Nicotto Town



宮坂高史5『Soul Tomato』再販を喜ぶ


こりゃまたニッチな再販(初CD化)にビックリです。
アケタズディスクの初期作品がいろいろCD化されるんです。
嬉しいのはドラマー宮坂高史のリーダー作『Soul Tomato』。

アルバム出たころ生で見てるんですよ。
ハマの老舗のハコにフラリと入ったら、客は私と友人の二人だけ! 
でも演奏はもちろん手抜きなしで壮絶に熱かった。タイトル曲もその時初聴。

ポストコルトレーンカルテット的サウンドといえば想像はできますよね。
テナーとソプラノが井上淑彦なのも納得でしょう。でもね。
宮坂高史の真正面2mで2セット堪能したサウンドは極上体験のひとつでした。

小口径(18~20インチだったか?)のバスドラにワンタム、ワンフロア、
あとはハットとカウベル、垂直にセッティングしたシンバル2枚だけ。
この、初心者に毛の生えたようなセットから出る音が……ジョン・ボーナム!!

エルヴィンがロックやったら少しは似てるかもしれませんが、
宮坂氏、ニューロック世代のためか、ビートや出音がロック的なんです。
豊住、古澤、渡辺文男、小山彰太よりも好み。とにかく潔く男らしい。

タイトル曲が試聴できるけど……ギター入りジャズボッサになってるなぁ。
私が見た時はテナー/アルト/ピアノ/ベースで、遥かに重くドライブしてました。
ドラマーの友人はさっそく小口径バスドラ買い真似しようと苦労して玉砕した。

アケタの店で演奏した音が残ってたらCD化してほしいけど……無理かな。
おっと、他では森山4のメンバーだった小田切一巳3の『突撃神風特攻隊』と、
高柳昌行アングリーウェイブスの代表作『850113』がオススメっすよ。







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