Nicotto Town



おすすめしない読書①『狂った殺人』

ニコッと生活を立て直すべくとりあえず読んだ本の読書感想文を書きます。
と言っても素晴らしい・+(*゜∀゜*)+・というのは中々無いし、人には好みがあると常々思うので上記タイトルになりました。

『狂った殺人』フィリップ・マクドナルド
あらすじ 田園都市で起こる無差別連続殺人事件、犯人ザ・ブッチャーは警察などに挑戦状を送りつける。警察は事件解決の糸口すらつかめず犯行が重ねられていく。

この小説の感心すべき点は連続殺人によって地域の住民の動揺が広がりパニック的になっていくこと、さらに警察への批判によって捜査も混迷を極めるという点です。

しかーーし、捜査はまったく進展せず、探偵役のスコットランドヤードのパイク警視もひらめかない。突然『出掛けなければ・・』と下宿を飛び出したのに、捜査本部で堂々巡りを続ける。
この小説にはもともと出版社違いで2バージョンあり、邦訳版は短いほうだそうです。これより冗長ってどんなだ。
結末をちょっと明かすと結局犯人は狂人なのだが、何故突然犯行を起こしたのか説明無くラスト数ページで逮捕されて終了。

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2019/08/11 22:11
原作が1931年と古典の域。古い作品は、教養を深めたり資料としては使えるのだけれども創作の参考にならないとされます。デビュー作を除いた最新のミステリが良いのだとか。たぶん令和の日本人中堅作家が同じことをやっても売れないでしょうね。





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