Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


湖~3~


湖に小石を投げ入れたのは誰
小さな波紋が広がった
石は沈んでしまっただろう
愛もこんなものかもしれない
小さな波紋を残して


林の奥に湖があった
あなたの好きな場所だった
よく一緒に行って黙って時を過ごした
何も考えずに 何も話さずに
静かに時が流れた


私はあなたの何だったのだろう
私はあなたは愛すべき人だった
何も言わなくても通じるものと思っていた
でもそれは間違い
何も言わなければ何も通じない


私の愛する人はあなただけ
迷わずそう言える
でもあなたはどうだろう
見透かすことはできない
かといって問いただすこともできない


カップに熱いコーヒーを注ぐ
黙ったまま口に運んで深くため息をする
何をそんなに考えているんだろうか
私ではどうにもならないことだろうか
あなたのすべてがいとおしい


今日もまた湖に来た
湖に小石を投げ入れたのは誰
湖面に小さな波紋がたつ
今日はここにはあなたはいない
もう私一人が訪れる


愛していた
偽りではない
でも手を離した
束縛したくなかった
自由にさせてあげたかった


だから一人で来る
いずれ来なくなったとしても
あの波紋だけは忘れまい
私の愛の結晶だから
湖に沈んだ小石の様に





アバター
2019/08/19 09:29
セカンドさん
なぜか静かな心だった
あなたがいなくなったというのに

もう何も思い出すまい
そう思ってみても

あなたは確かにいた
背中から抱き着いてくれた

その影が映る
静かな湖面に
アバター
2019/08/17 00:57
波紋で揺らぐ自分の姿が
涙で霞む

あまりにも澄みきった湖水にも
私の心は決して写らない

全てが消えてしまったから

花びらが一つ
沈まずに浮かんでいる

私の忘れる事が出来ない
愛を乗せて



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