夜行列車
- カテゴリ:小説/詩
- 2019/08/24 09:58:28
消えてしまった
初めて出会った時の驚きが
飛んで行った
一緒にいるときめきが
今 心の中にあるものは何
一緒にいて
信じあってきたのに
どこかから隙間風が入って
二人に入り込もうとしている
それが別れの始まり
夜行列車に乗り込む様に
あなたから姿を消して
今までの想いを消して
じっと発車のベルを待つ
想い出は消せないだろう
さようなら
眩しい毎日に
さようなら
明るく吹く風に
そしてあなたに
今 心に見えるのは
あなたの姿しかないけど
愛するあなたから今 卒業して
一つ大人になった気がする
だから私のことは忘れて
愛していた
深く深く
でも別れた
誰のせいでもない
行く先は列車だけが知っている
セカンドさんの静かな空気を醸し出す詩が好きです。
語彙の数だけが問題ではないですね。
ちゃかさないで!!
愛の灯りが一つまた一つ過ぎ去っていく
終着駅は何処
車内アナウンスは聞こえてこない