ゴタの日記 2019年8月25日 (日)
- カテゴリ:日記
- 2019/08/25 05:02:09
8月25日(日)
「ネズミへの寛容」練習メニューを取り入れたゴタ紘道館柔道場でありますが、
ふと、思い出したことがあります。
ダイバダッタが、ブッダに教団内の規律を厳しくしようと
提案したことがある。
ダイバダッタ:肉食を厳しく禁じましょう。
ブッダ :だめだめ。信者から食事の受けて、それが肉料理なら
やはり、肉食はしましょう。
ブッダは、動物への憐憫の情からか、どうかはその本には書かれて
いなかったが、肉食を求めて食することは禁じていた。
しかしそうであっても、それが信者からの施しの場合は
受け入れた。
今でも仏教の基本的な立場は、肉食禁止である。
日蓮宗(我が家の宗派)では、布教活動で必要な場合は
どんな戒律も無視する立場です。というか戒律は、ただ
「布教に励むこと」
これだけが戒律。
ブッダのこの信者への寛容の精神が晩年、
鍛冶工チュンダの施した料理(ブタの肉とも
キノコ料理ともいわれているらしい)が命取りになった。
それでも、お亡くなりになる前に、
「チュンダに言ってやってくれ。お前のせいで私は死ぬのではない。
私は死ぬのではなく、ニルヴァーナという涅槃に入るのだ。
涅槃に入る手助けをしてくれたチュンダは、功徳を積んだことに
なるのだ。」
そのよう寛大なことを言って、この世を去って行かれました。
もしも、ゴタがおなかが痛くなって、病院に担ぎ込まれたら、
「ネズミに言ってやってくれ。お前たちのせいで僕は
入院するのではない。僕は腹痛に耐える練習をするのです。」