Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


交差点


大きな街の交差点
人が足早に歩いて行く
その中にあなたを探してみても
雑踏に紛れて見えはしない
精いっぱいに目をこらしても


待ち合わせはいつもここだった
あなたが走ってくることもあった
私が遅刻することもあった
お互いに笑いあった
それなのに


心が離れて行ったんだろうか
あんなに愛していたのに
私一人だけだったんだろうか
そうだとは思いたくなかった
私の手がもう届かない


一人小さな部屋の中で
聞こえてくるというのは
あなたのさよならという声
もうおしまいだよという声
いったいどうすればいいの


さよならは優しさの印
どんなに愛していても
止めることはできない
いつかは手を離れて
それぞれの道に分かれていく


さよならは思い出の印
どんなに愛していても
今は過去しか見えない
それがどんなに美しくても
過去は過去でしかない




















アバター
2019/09/02 07:47
セカンドさん
すてきな詩ですね。心にしみわたります。
人の流れに逆らっていく見えない愛。
どこかで引きあっているのかもしれません。
アバター
2019/08/31 00:31
交差点、多くの人は過去を振り返る事もなく
無言ですれ違っていく

過去に涙した人も
今は幸せの絶頂期の人も

互いを見る事もなく
触れる事もなく

青から赤へと変わる時の
信号機の点滅

それだけが
唯一のコミュニケーションなのかも知れない




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