[SI215]螢草 菜々の剣
- カテゴリ：テレビ
- 2019/08/31 16:36:12
螢草 菜々の剣 第６回「偽りの告白」 ＮＨＫ－ＢＳプレミアム 金曜夜８時～
今回は、大ピンチに陥った菜々が何とか切り抜けるも、轟が雪絵の恋心を利用して、市之進にやってもいない罪を認めさせるというお話でした。
轟に日向屋の不正の証拠を出せと言われた菜々は、とっさに死神先生に作ってもらった書き写しを渡し、誰も死なずにすんだのですが、やめときゃいいのに轟に向かって「かわいそうな人」などと発言し、去ろうとしていた轟の神経を逆撫でしてしまいます。
しかしそこへ異変を聞きつけやってきただんご兵衛が割って入り、なんとか事なきを得ます。
本当の証拠は普通に提出しても轟に握りつぶされるだろうからと、近々国許に戻ってくる、藩主になったばかりの若殿に見せることにしたのです。
斬られたと思ったラクダの親分も傷は浅く、どうやら殺すつもりはなかったようですね。
一方江戸では、命が惜しければ絶対に罪を認めるなと、柚木が市之進に警告してきます。
どうやら罪を認めないとさすがの大殿も切腹を申し付けられないようです。
そんな時雪絵が、よりにもよって轟のもとへ、市之進の命乞いに訪れます。
轟がこれを利用しないわけがない。
雪絵に「市之進が罪を認めれば命は助かる」と嘘をつき、雪江に子供や菜々の命が惜しければ罪を認めるよう促す文を書かせたのです。
雪絵には、市之進が罪を認めれば、切腹になることはなく、藩主の代替わりによる恩赦で国許に戻り、雪絵と結婚することもできると、どこまで嘘か本当か分からないことを吹き込みました。
轟は市之進に罪を認めさせ、切腹にさせたがっていたので、市之進の命が助かるというのは嘘ではないかと思うのですが、雪絵が家老の娘であることを考えると、事を収めるために罪を認めさせるだけにとどめる可能性もなくはないのですよね。
ただもし恩赦されたとしても、罪を認めた市之進は咎人ですから、雪絵の父が結婚を許すわけはないと思うのですが、そのへんが不思議です。
市之進は罪を認め、雪絵に子供たちを預け、菜々に暇を出すことにしました。
そして菜々はあのボロ小屋にひとりぼっちになってしまったわけですが、次回最終回、ここまでこじれてどんな結末を迎えるのか、とても楽しみです。
予告では菜々が白装束で抜刀し、轟と対峙しているシーンがありましたが、仇が討てるかもですが、市之進は生きて帰ってこれるのかも大いに気になりますね。
