ゴタの日記2014年4月7日(月)
- カテゴリ:日記
- 2019/10/08 21:05:15
4月7日 (月)
【午前9時】
携帯が鳴ります。
電話 : ゴタさんでしょうか?
ゴタ : へえ、さよだす。
電話 : こちら、京都にあります、八千代旅館と申します。
ゴタ :お世話になっております。
電話 : あのう、外国の方の案内をしていただけるとかで、
かけさせてもらいました。
ゴタ : はい、外国人を英語で観光ガイドをしております。
電話 : 実は、私が間に入るよりも、直接、お話していただけたら・・・
ゴタ : じゃあ、お代わりいただけますか?
電話 : Hello, We'd like to see sights in the city.
And if we have a tour guide
who leads us to some of best places to see. もしもし、私たち市内観光をしたいんですが、
ガイドさんがいれば、いいなと思って。
ゴタ : Thank you . I'm happy if I can be of any service to you.
おおきに。お役に立てれたら、よろしおすのやけど。
電話 : How about starting our tour at around 1:00 PM ?
午後1時からというのでは、どうですか?
ゴタ : Oh, please. Please make it a little・・・30 minutes behind ?
I mean could you make it 1:30 PM?
ああ、まことにすみませんが、30分遅らせてもらえたら・・
We'll be back to the hotel till then.
大丈夫ですよ。先に私たちだけで南禅寺を散策してきます。
午前11時10分到着。ここで、お客様に電話。
実は、この電話、海外電話になりま。
ロンドンなので、010を足して、44・・・・ 20分、早く着いたので、
早くスタートしようと、言ったのですが、結局、やっぱり
11時30分始まりとなりました。 【永観堂へ】
どこへ行きたいかと、お聞きしてみると、哲学の小道だという。
なるほど、たしかに、桜がきれい時です。
南禅寺の裏手、鹿ケ谷通へ出ます。東山高校を通り抜けると、
永観堂。正しくは、禅林寺。南禅寺は、この禅林寺の南に位置したので、
南禅林寺。のち、南禅寺。
永観さんが念仏を唱えながら、仏像の周りを歩いていたとき、
仏像が、須弥壇から、飛び降りて、永観さんの前を、歩き始め
ました。
そういう不思議な阿弥陀さんです。厨子に安置されている阿弥陀像は、
阿弥陀様が、うしろにいる永観に振り返ったそのときの様子を描いています。
これは、
「見返りの阿弥陀」
として、知られています。
とても、エレガントなお姿です。
「永観堂」、正式名は、禅林寺。
創建は、863年(貞観5年)、 空海の高弟、真紹僧都による。
真紹(しんじょう)僧都は、真言宗の僧侶であったため、 禅林寺は真言密教の道場として始まります。
のち、
永観律師が第七世になると、浄土教色が強まった。
寺史によると、見返りの阿弥陀は、後世の作ではなく、実際に、
須弥壇から飛び降りて、永観に振り向いて、
「永観、遅し。」
と、説教したときの姿が、そのまま、戻らなくなってしまったのだという。
それは、1082年2月15日、永観50歳のときの出来事である。
【哲学の道】
永観堂を出て、哲学の道に入ります。疎水の桜が満開です。
ここ、若王子神社から、40分かけて、銀閣寺まで、歩きます。
若王子神社(1160年)は、後白河法皇が、熊野権現を勧請した
のが始まり。この奥に、新島襄の墓があるといいます。
みなさん、どうぞ、西田幾多郎や、
田辺 元先生になった気分でお歩き下さい。
そして、銀閣寺に着いたら、みなさんの哲学を語って下さい。 そうして、銀閣寺で、みなさんの感想をお聞きすると、
「食事が、哲学に優先することが、わかった。」
のだそうです。
銀閣寺参道のうどん屋さんに入りました。
みなさん、野菜のうどんが、いいとおっしゃいます。
一番、野菜に近いうどん、ということで、山菜うどんを注文。
【銀閣寺】
食事後は、銀閣寺に入ります。
1486年(文明18年)、銀閣と東求堂が完成。
設計は、義政自身と、作庭家・善阿弥。
「わび」、「さび」の世界を体験出来る寺。
プリンのような、向月台。お客様は、「これ、なあに?」
とおたずね。夜になったら、
月が、銀閣を照らす仕掛けになっているとのことだが、
ゴタ、未だ、確認できず。 【錦市場へ】
4時間コースの欠点は、時間が、中途半端に残ることがあること。
きょうがそれ。30分という中途半端な時間で、どこを観光するか?
結論は、錦市場で、終了すること。東洞院錦で、タクシーを降り、終了。
ありがとうございました。
おしまい
ゴタ